has_trivial_assign クラス

更新 : 2007 年 11 月

型に自明な代入が存在するかどうかをテストします。

template<class Ty>
    struct has_trivial_assign;

パラメータ

• Ty
  問い合わせる型。

解説

型 Ty が自明なコピー代入演算子を持ったクラスである場合、型述語のインスタンスは true を保持します。それ以外の場合は、false を保持します。

クラス Ty のコピー代入演算子が自明であると見なされる条件は、次のとおりです。

暗黙的に宣言されている。

クラス Ty に仮想関数が存在しない。

クラス Ty に仮想基本クラスが存在しない。

クラス Ty のすべての直接基本クラスに、自明なコピー代入演算子が存在する。

クラスの型のすべての非静的データ メンバのクラスに自明なコピー代入演算子が存在する。

クラスの配列型のすべての非静的データ メンバのクラスに自明なコピー代入演算子が存在する。

使用例

// std_tr1__type_traits__has_trivial_assign.cpp 
// compile with: /EHsc 
#include <type_traits> 
#include <iostream> 
 
struct trivial 
    { 
    int val; 
    }; 
 
struct throws 
    { 
    throws() throw(int) 
        { 
        } 
 
    throws(const throws&) throw(int) 
        { 
        } 
 
    throws& operator=(const throws&) throw(int) 
        { 
        } 
 
    int val; 
    }; 
 
int main() 
    { 
    std::cout << "has_trivial_assign<trivial> == " << std::boolalpha 
        << std::tr1::has_trivial_assign<trivial>::value << std::endl; 
    std::cout << "has_trivial_assign<throws> == " << std::boolalpha 
        << std::tr1::has_trivial_assign<throws>::value << std::endl; 
 
    return (0); 
    } 
 

has_trivial_assign<trivial> == true
has_trivial_assign<throws> == false

必要条件

ヘッダー : <type_traits>

名前空間 : std::tr1

参照

参照

<type_traits>

has_nothrow_assign クラス