ASP.NET サーバー コントロールの検証の種類

更新 : 2007 年 11 月

ASP.NET 検証コントロールとその使用方法の一覧を次の表に示します。

bwd43d0x.alert_security(ja-jp,VS.90).gifセキュリティに関するメモ :

既定では、ASP.NET Web ページは、悪意のあるユーザーがアプリケーションにスクリプトを送信しようとしていないかどうかを自動的に検証します。詳細については、「スクリプトによる攻略の概要」を参照してください。

検証の種類

使用するコントロール

説明

必須エントリ

RequiredFieldValidator

ユーザーがエントリを省略していないことを確認します。詳細については、「方法 : ASP.NET サーバー コントロールに必要なエントリを検証する」を参照してください。

値の比較

CompareValidator

比較演算子 (<、=、> など) を使用して、ユーザーが入力した内容を定数値または他のコントロールの値と比較するか、または特定のデータ型を比較します。詳細については、「方法 : ASP.NET サーバー コントロールの固有の値を検証する」および「方法 : ASP.NET サーバー コントロールのデータ型を検証する」を参照してください。

範囲の検査

RangeValidator

ユーザーが入力した内容が、指定された下限と上限の間の範囲内であることを確認します。数字、アルファベット、および日付のペアで指定される範囲について確認できます。詳細については、「方法 : ASP.NET サーバー コントロールの値の範囲を検証する」を参照してください。

パターンの一致

RegularExpressionValidator

入力内容が正規表現によって定義されたパターンに一致することを確認します。この種類の検証によって、電子メール アドレス、電話番号、郵便番号など、決められている一連の文字に対する確認を行うことができます。詳細については、「方法 : ASP.NET サーバー コントロールのパターンに対して検証する」を参照してください。

ユーザー定義

CustomValidator

独自に記述した検証ロジックを使用して、ユーザーが入力した内容を検査します。この種類の検証では、実行時に派生した値を検査できます。詳細については、「方法 : ASP.NET サーバー コントロールをカスタム関数で検証する」および「方法 : ASP.NET サーバー コントロールのデータベースの値を検証する」を参照してください。

入力コントロールには、複数の検証コントロールを追加できます。たとえば、特定のコントロールが必須エントリであり、さらに特定の範囲の値を含むように指定できます。

関連するコントロールである ValidationSummary コントロールは検証を実行しませんが、すべての検証コントロールのエラー メッセージをまとめてページに表示するために、他の検証コントロールと併せて使用されることがよくあります。詳細については、「方法 : ASP.NET サーバー コントロールに対する検証エラー メッセージの表示を制御する」を参照してください。

参照

その他の技術情報

検証 ASP.NET コントロール