AfxOleRegisterServerClass

更新 : 2007 年 11 月

この関数を使って OLE レジストリにサーバーを登録します。

BOOL AFXAPI AfxOleRegisterServerClass(
   REFCLSID clsid,
   LPCTSTR lpszClassName,
   LPCTSTR lpszShortTypeName,
   LPCTSTR lpszLongTypeName,
   OLE_APPTYPE nAppType = OAT_SERVER,
   LPCTSTR* rglpszRegister = NULL,
   LPCTSTR* rglpszOverwrite = NULL 
);

パラメータ

• clsid
  サーバーの OLE クラス ID への参照。

• lpszClassName
  サーバー オブジェクトのクラス名を持つ文字列へのポインタ。

• lpszShortTypeName
  サーバー オブジェクトの型を表す短い名前 ("Chart" など) を持つ文字列へのポインタ。

• lpszLongTypeName
  サーバー オブジェクトの型を表す長い名前 ("Microsoft Excel 5.0 Chart" など) を持つ文字列へのポインタ。

• nAppType
  OLE アプリケーションの型を指定する OLE_APPTYPE 列挙子の値。次の値を指定できます。

  • OAT_INPLACE_SERVER   サーバーは、フル サーバーのユーザー インターフェイスを備えています。

  • OAT_SERVER   サーバーは、埋め込みだけをサポートします。

  • OAT_CONTAINER   コンテナは埋め込みへのリンクをサポートします。

  • OAT_DISPATCH_OBJECT   IDispatch 可能なオブジェクト。

• rglpszRegister
  キーに対応する値が見つからなかったときに OLE レジストリに追加されるキーと値を表す文字列へのポインタの配列。

• rglpszOverwrite
  レジストリが指定されたキーに対応する値を持つときに OLE レジストリに追加されるキーと値を表す文字列へのポインタの配列。

戻り値

サーバー クラスが正常に登録できた場合は 0 以外を返します。それ以外の場合は 0 を返します。

解説

多くのアプリケーションでは COleTemplateServer::Register を使ってアプリケーションのドキュメント型を登録します。アプリケーションのレジストリの形式が代表的なパターンと異なる場合は、AfxOleRegisterServerClass を使えば登録の際さらに制御を加えられます。

レジストリはキーと値から構成されます。引数 rglpszRegister と rglpszOverwrite はキーと値で構成される文字列へのポインタの配列です。キーと値は NULL 文字 ('\0') で区切られます。各文字列は置き換え可能なパラメータを持つことができます。そのパラメータは文字シーケンス %1 から %5 で表されます。

シンボルは次のように設定されます。

必要条件

ヘッダー : <afxdisp.h>

参照

概念

MFC マクロとグローバル

参照

COleTemplateServer::UpdateRegistry