_ATL_FUNC_INFO 構造体
更新 : 2007 年 11 月
ディスパッチ インターフェイスでメソッドまたはプロパティの記述に使用する型情報が含まれます。
struct _ATL_FUNC_INFO{
CALLCONV cc;
VARTYPE vtReturn;
SHORT nParams;
VARTYPE pVarTypes[_ATL_MAX_VARTYPES];
};
メンバ
cc
呼び出し規約。IDispEventSimpleImpl クラスでこの構造体を使用する場合、メンバは CC_STDCALL にする必要があります。_ATL_FUNC_INFO 構造体の CALLCONV フィールドの場合、CC_CDECL が Windows CE で唯一サポートされているオプションです。その他の値はサポートされていないため、動作は定義されません。vtReturn
関数の戻り値のバリアント型。nParams
関数のパラメータの数。pVarTypes
関数のパラメータのバリアント型の配列。
解説
内部的には、ATL はこの構造体を使用してタイプ ライブラリから取得した情報を保持します。IDispEventSimpleImpl クラスおよび SINK_ENTRY_INFO マクロと共に使用するイベント ハンドラの型情報を指定する場合は、この構造体を直接操作する必要があります。
使用例
IDL でディスパッチ インターフェイス メソッドが次のように定義されているとします。
HRESULT SomeFunction([in] long Number, [in] BSTR String);
_ATL_FUNC_INFO 構造体を次のように定義します。
_ATL_FUNC_INFO info = {CC_STDCALL, VT_EMPTY, 2, {VT_I4, VT_BSTR} };
必要条件
ヘッダー : atlcom.h