exp、expf

更新 : 2007 年 11 月

指数を計算します。

double exp( 
   double x
);
float exp(
   float x
);  // C++ only
long double exp(
   long double x
);  // C++ only
float expf( 
   float x
);

パラメータ

  • x
    浮動小数点値。

戻り値

正常に処理された場合、exp 関数は、浮動小数点パラメータ x の指数値を返します。つまり、結果は e の x 乗になります。ここで、e は自然対数の底です。exp は、オーバーフローの場合は INF (無限) を返し、アンダーフローの場合は 0 を返します。

入力

SEH 例外

Matherr 例外

± QNAN、IND

なし

_DOMAIN

± ∞

INVALID

_DOMAIN

x ≥ 7.097827e+002

INEXACT+OVERFLOW

OVERFLOW

X ≤ -7.083964e+002

INEXACT+UNDERFLOW

UNDERFLOW

exp には、SSE2 (Streaming SIMD Extensions 2) を使用する実装があります。SSE2 実装の使用に関する情報と制限については、「_set_SSE2_enable」を参照してください。

解説

C++ ではオーバーロードが可能であるため、exp のオーバーロードを呼び出すことができます。C プログラムでは、exp は常に倍精度浮動小数点数を受け取り、倍精度浮動小数点数を返します。

必要条件

関数

必須ヘッダー

exp, expf

<math.h>

互換性の詳細については、「C ランタイム ライブラリ」の「互換性」を参照してください。

使用例

// crt_exp.c

#include <math.h>
#include <stdio.h>

int main( void )
{
   double x = 2.302585093, y;

   y = exp( x );
   printf( "exp( %f ) = %f\n", x, y );
}

exp( 2.302585 ) = 10.000000

.NET Framework の相当するアイテム

System::Math::Exp

参照

参照

浮動小数点サポート

log、logf、log10、log10f