TAB 関数

更新 : 2007 年 11 月

Print 関数または PrintLine 関数と共に使用し、出力の位置を移動させます。

Public Overloads Function TAB() As TABInfo 
' -or-
Public Overloads Function TAB(ByVal Column As Short) As TABInfo

パラメータ

  • Column
    省略可能です。リスト内の式を表示または印刷する前に移動する列数。省略すると、TAB は次の印字領域の先頭にカーソルを移動します。

解説

出力行上の出力位置が引数 Column を超える場合、 TAB 関数は次の出力行の Column 桁目に進みます。引数 Column に 1 未満の値を指定すると、TAB は出力位置を桁位置 1 に移動します。引数 Column が出力行の桁数を超える場合、TAB 関数は次の式を使って次の出力位置を決めます。

Column Mod width

たとえば、出力行の桁数 (width) が 80 で、TAB(90) と指定すると、次の出力は 10 の位置 (90/80 の剰余) から始まります。指定した桁位置 Column が現在の出力位置より前の場合、次の行に改行され、計算した桁位置に出力位置が移動します。計算された出力位置が現在の出力位置より後ろのときは、同じ行上の計算された位置に出力位置が移動します。

出力行上の出力位置は左端を 1 と数えます。Print 関数または PrintLine 関数を使ってファイルを出力する場合、出力位置の右端は出力ファイルの現在の 1 行の桁数に相当します。出力ファイルの桁数は、FileWidth 関数を使って設定します。

TAB 関数は WriteLine 関数と一緒に使うこともできます。Debug.WriteLineConsole.WriteLine と一緒に使うことはできません。

メモ :

幅の広い文字を表示できるだけの十分な桁数があることを確認してください。

使用例

TAB 関数を使って、出力ファイルと [出力] ウィンドウ内の出力位置を移動する例を次に示します。

FileOpen(1, "TESTFILE", OpenMode.Output) ' Open file for output.
' The second word prints at column 20.
Print(1, "Hello", TAB(20), "World.")
' If the argument is omitted, cursor is moved to the next print zone.
Print(1, "Hello", TAB(), "World")
FileClose(1)

スマート デバイス開発者のためのメモ

この関数はサポートされていません。

必要条件

名前空間 : Microsoft.VisualBasic

モジュール : FileSystem

アセンブリ : Visual Basic ランタイム ライブラリ (Microsoft.VisualBasic.dll)

参照

参照

Mod 演算子 (Visual Basic)

Print 関数、PrintLine 関数

Space 関数 (Visual Basic)

SPC 関数

FileWidth 関数