方法 : SP1 より前に作成されたプロジェクトにアプリケーション レベルのスマート タグを追加する

更新 : 2008 年 7 月

Visual Studio 2008 Service Pack 1 (SP1) をインストールした後で、アプリケーション レベルのアドイン プロジェクトを作成すると、プロジェクトにはアプリケーション レベルのスマート タグを作成できるインフラストラクチャ コードが自動的に実装されます。SP1 をインストールする前に作成したプロジェクトを使用するには、このコードを生成するようにプロジェクトを変更する必要があります。

アプリケーション レベルのスマート タグの詳細については、「スマート タグの概要」を参照してください。

必要なコードを生成するようにプロジェクトを変更するには

1. Visual Studio でプロジェクトを開いていないことを確認します。

2. Windows エクスプローラなどを使用して、プロジェクト ディレクトリに移動します。

3. プロジェクト フォルダで、ThisAddIn.Designer.cs ファイルまたは ThisAddIn.Designer.vb ファイルを削除します。

   このコード ファイルには、インフラストラクチャ コードが含まれており、このファイルを読み込むとアドインが構成されます。通常、このコード ファイルは、ソリューション エクスプローラで非表示になっています。

4. ThisAddIn.Designer.xml ファイルをテキスト エディタで開きます。

5. hostitem:hostItem 要素の子として次の XML 要素を追加します。

   <hostitem:hostControl hostitem:name="VstoSmartTags" hostitem:identifier="VstoSmartTags"
    hostitem:type="Microsoft.Office.Tools.SmartTagCollection" 
    hostitem:primaryCookie="VstoSmartTags" hostitem:modifier="Internal" />
   

6. ThisAddIn.Designer.xml ファイルを保存して閉じます。

7. Visual Studio でプロジェクトを開きます。

   Visual Studio によって自動的に、ThisAddIn.Designer.cs ファイルまたは ThisAddIn.Designer.vb ファイルが再作成され、ThisAddIn クラスに VstoSmartTags フィールドが追加されます。このフィールドを使用して、アプリケーション レベルのスマート タグを作成します。

8. プロジェクトの種類に応じて、次のいずれかのアセンブリへの参照を追加します。

   • Word プロジェクトの場合、Microsoft.Office.Tools.Word.v9.0.dll への参照を追加します。

   • Excel プロジェクトの場合、Microsoft.Office.Tools.Excel.v9.0.dll への参照を追加します。

   これらのアセンブリには、スマート タグの作成に使用するクラスが含まれています。

作業を終えたら、次のいずれかのトピックで説明されている手順に従い、アプリケーション レベルのスマート タグを作成できます。

• 方法 : Word 文書にスマート タグを追加する

• 方法 : Excel ブックにスマート タグを追加する

参照

概念

スマート タグの概要

スマート タグのアーキテクチャ

履歴の変更