方法 : 新しいコンテンツ データベースを使用するように SharePoint 製品とテクノロジをリダイレクトする
更新 : 2007 年 11 月
SharePoint 製品とテクノロジのデータをホストするデータ層サーバーの移動、名前の変更、またはフェールオーバーを実行するたびに、新しいコンテンツ データベースを使用するようにチーム プロジェクトの Web サイトをリダイレクトして、プロジェクト ポータルにアクセスできるようにしておく必要があります。このリダイレクトの一環として、コンテンツ データベースをデタッチして再アタッチする必要があります。コンテンツ データベースをデタッチするということは、プロジェクト ポータルのデータベースに対する参照を削除するということです。バックグラウンドでは、コンテンツ データベースのサイトの一覧が構成データベースから削除されますが、コンテンツ データベースとそのデータは変更されません。コンテンツ データベースを再アタッチすると、コンテンツ データベースに格納されているサイトの一覧が再び構成データベースに追加されます。
メモ : |
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このトピックの手順を完了するには、データ層サーバーを操作できる必要があります。 |
必要なアクセス許可
これらの手順を実行するには、SharePoint 製品とテクノロジをホストするサーバーの Administrators グループのメンバである必要があります。
Windows SharePoint Services 3.0 に新しいコンテンツ データベースを使用するようにプロジェクト サイトをリダイレクトするには
Windows SharePoint Services 3.0 を実行しているサーバーにログオンし、コンピュータ マネージャを開いて、次のコンポーネントが開始されていることを確認します。
IIS Admin Service (IISADMIN)
HTTP SSL (HTTPFilter)
Windows SharePoint Services Timer (SPTimer)
World Wide Web Publishing Service (W3SVC)
SharePoint Central Administration v3 (アプリケーション プール)
SharePoint Central Administration v3 (Web サイト)
詳細については、「方法 : サービス、アプリケーション プール、または Web サイトを停止および開始する」を参照してください。
[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[SharePoint 3.0 サーバーの全体管理] をクリックします。
Windows SharePoint Services 3.0 のサーバーの全体管理ウィンドウが開きます。
[アプリケーション構成の管理] タブをクリックします。
[SharePoint Web アプリケーション構成の管理] の [コンテンツ データベース] をクリックします。
[コンテンツ データベースの管理] ページが表示されます。
[WSS_Content] をクリックします。
メモ : WSS_Content は既定の名前です。インストールする際に、このデータベースにカスタムの名前を使用する場合もあります。
[コンテンツ データベース設定の管理] ページが表示されます。
[コンテンツ データベースの削除] チェック ボックスをオンにし、[OK] をクリックします。
メモ : この手順では、データベースはデタッチされますが、コンテンツは削除されません。
表示された警告ダイアログ ボックスで [OK] をクリックします。
コマンド プロンプト ウィンドウを開き、ディレクトリを Windows SharePoint Services bin ディレクトリに移動します。
既定では、このディレクトリは %programfiles%\Common Files\microsoft shared\web server extensions\12\BIN にあります。
次のコマンドを入力して、コンテンツ データベースを追加します。
**stsadm -o addcontentdb -url http://**SharePointServerName -databaseserver newDataTierServerName -databasename WSS_Content
メモ : WSS_Content は既定の名前です。入力した名前が、手順 4. で削除したコンテンツ データベースの名前と一致していることを確認してください。
(省略可能) 保持する必要のある、SharePoint 製品とテクノロジのカスタム サイト定義、カスタム サイト テンプレート、またはカスタム Web パーツがバックアップ済みの場合は、これらのコンポーネントをこの段階で復元します。詳細については、Microsoft Web サイトの「バックアップと復元ツールを選択する」を参照してください。
[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントします。次に、[サービス] をクリックします。
[Windows SharePoint Services Timer] を右クリックし、[開始] をクリックします。
Windows SharePoint Services 2.0 に新しいコンテンツ データベースを使用するようにプロジェクト サイトをリダイレクトするには
Windows SharePoint Services 2.0 を実行しているサーバーにログオンし、コンピュータ マネージャを開いて、次のコンポーネントが開始されていることを確認します。
IIS Admin Service (IISADMIN)
HTTP SSL (HTTPFilter)
SharePoint Timer Service
World Wide Web Publishing Service (W3SVC)
TFSWSSADMIN (アプリケーション プール)
Windows SharePoint Central Administration (Web サイト)
詳細については、「方法 : サービス、アプリケーション プール、または Web サイトを停止および開始する」を参照してください。
[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントして、[SharePoint のサーバー全体管理] をクリックします。
Windows SharePoint Services 2.0 のサーバーの全体管理ウィンドウが開きます。
[仮想サーバー設定の構成] をクリックし、[既定の Web サイト] をクリックします。次に、[コンテンツ データベースの管理] をクリックし、コンテンツ データベースの名前をクリックします。
既定では、このデータベースの名前は STS_Content_TFS です。
[コンテンツ データベースの削除] チェック ボックスをオンにし、[OK] をクリックします。
メモ : この手順では、データベースはデタッチされますが、コンテンツは削除されません。
表示された警告ダイアログ ボックスで [OK] をクリックします。
[コンテンツ データベースの管理] ページの [コンテンツ データベースの追加] をクリックします。
[コンテンツ データベースの追加] ページが表示されます。
[データベースの情報] で [データベース サーバー設定の指定] をクリックします。[データベース名] ボックスに「STS_CONTENT_TFS」と入力します。
メモ : 既定では、このデータベースの名前は STS_Content_TFS です。入力した名前が、手順 3. で削除したデータベースの名前と一致していることを確認してください。
[データベース容量の設定] の [警告イベントが生成される前のサイト数] ボックスに「9000」と入力します。[このデータベースに作成できるサイトの最大数] ボックスに「15000」と入力し、[OK] をクリックします。
(省略可能) 保持する必要のある、SharePoint 製品とテクノロジのカスタム サイト定義、カスタム サイト テンプレート、またはカスタム Web パーツがバックアップ済みの場合は、これらのコンポーネントをこの段階で復元します。詳細については、Microsoft Web サイトの「Backup and Restore Options for Windows SharePoint Services 2.0」を参照してください。
[スタート] ボタンをクリックし、[管理ツール] をポイントします。次に、[サービス] をクリックします。
[SharePoint Timer Service] を右クリックし、[開始] をクリックします。
参照
処理手順
方法 : ミラー化されたデータ層サーバーにフェールオーバーする
方法 : シングルサーバー配置からデュアルサーバー配置に移行する