モデルの更新ウィザード
ADO.NET のモデルの更新ウィザードは、基になるデータベースに変更を加えた後で Entity Data Model (EDM) を更新する場合に使用します。
モデルの更新ウィザードを起動するには、[モデル ブラウザ] ウィンドウで .edmx ファイルを右クリックし、[データベースからモデルを更新] をクリックします。モデルの更新ウィザードを起動すると、[データベース オブジェクトの選択] ダイアログ ボックスが表示されます。このダイアログ ボックスには次の 3 つのタブがあります。
タブ | 説明 |
---|---|
[追加] |
EDM に追加する新しいデータベース オブジェクトを選択できます。 |
[更新] |
ストレージ モデルで定義が更新されるすべてのデータベース オブジェクトのツリー ビューが表示されます。 |
[削除] |
ストレージ モデルから削除されるすべてのデータベース オブジェクトのツリー ビューが表示されます。 |
モデルの更新ウィザードは、次の処理を行います。
データベースからオブジェクトが削除された場合、ストレージ モデルからそのオブジェクトを削除します。マッピング スキーマは、存在しなくなったストレージ要素に概念モデルのオブジェクトがマップされないように更新されます。既存の概念モデル オブジェクトは削除されません。
データベースにオブジェクトが追加された場合 (つまり、前のモデルには含まれていなかったオブジェクトがある場合)、モデルにそのオブジェクトを追加できます。ストレージ モデルは、新しく追加されたオブジェクトで更新されます。テーブルやビューの場合 (ストアド プロシージャは除く)、対応するエンティティ型が作成されてオブジェクトにマップされます。
オブジェクトが更新された場合、ストレージ モデルのオブジェクト定義を更新します。テーブルまたはビューに新しい列が追加された場合は、対応するエンティティ型が、一致するプロパティで更新されます。対応するエンティティ型が継承階層の一部である場合は、影響を受けるエンティティのうち階層のルートに最も近いエンティティのみが、一致するプロパティで更新されます。これにより、同じ階層に含まれる複数の子エンティティに対して同じプロパティが祖先として定義される状況を回避します。
このセクションの内容
- [データベース オブジェクトの選択] ダイアログ ボックス (更新ウィザード)
[追加]、[更新]、および [削除] の各オプションについて詳しく説明します。
- モデルの更新ウィザードによる EDM に対する変更
モデルの更新ウィザードが EDM に加える変更について詳しく説明します。