方法 : 省略可能なパラメータを受け取るプロシージャを呼び出す

更新 : 2007 年 11 月

省略可能なパラメータを使ってプロシージャを呼び出すときには、対応する引数を指定するかどうかを選択できます。引数を指定しない場合は、そのパラメータに対して宣言されている既定値が使用されます。

  • 引数を使用する場合は、通常どおり、コンマで区切って引数リストに含めます。

  • 引数を省略する場合は、引数リストの中でコンマを続けて、その引数の省略を示します。

  • 引数を省略し、引数を名前で渡す場合、省略する引数を名前やコンマで示す必要はありません。

使用例

次の例では、MsgBox 関数を数回呼び出します。MsgBox には、必須パラメータ 1 つと省略可能なパラメータが 2 つあります。

MsgBox("Important message", MsgBoxStyle.Critical, "MsgBox Example")
MsgBox("Just display this message.")
MsgBox("Test message", , "Title bar text")
MsgBox(Title:="Title bar text", Prompt:="Test message")

MsgBox の最初の呼び出しでは、MsgBox で定義された順番で 3 つの引数を指定します。2 番目の呼び出しでは、必須の引数だけを指定します。3 番目と 4 番目の呼び出しでは、1 つ目と 3 つ目の引数を指定します。3 番目の呼び出しでは引数を位置で指定し、4 番目の呼び出しでは引数を名前で指定します。

コードのコンパイル方法

引数リストから引数を省略する前に、対応するパラメータが省略可能であること、また、プロシージャがそのパラメータに既定値を使用することを確認してください。

引数を名前で渡す場合、引数リスト内の名前が、宣言されたパラメータ名と完全に一致する必要があります。

参照

処理手順

方法 : 省略可能なパラメータをプロシージャに定義する

方法 : 省略可能なパラメータが使用されているかどうかを確認する

概念

プロシージャのパラメータと引数

引数の値渡しおよび参照渡し

位置と名前による引数渡し

省略可能なパラメータ

パラメータ配列

プロシージャのオーバーロード

参照

Optional (Visual Basic)

ParamArray