リファクタリングと [名前の変更] ダイアログ ボックス (Visual Basic)

更新 : 2007 年 11 月

Visual Basic の組み込み [名前の変更] ダイアログ ボックスを使用すると、フィールド、ローカル変数、メソッド、名前空間、プロパティ、型などのシンボルを表す、コードに含まれている識別子の名前を変更できます。[名前の変更] ダイアログ ボックスを開くには、要素の宣言を右クリックします。

  • [新しい名前]
    コード要素の新しい名前を指定します。

  • [場所]
    名前の変更操作を実行するときに検索する名前空間を指定します。

名前変更の操作

[名前の変更] ダイアログ ボックスで実行される名前変更の操作は、名前を変更する要素の型によって多少異なります。

要素の型

名前変更の操作

クラス

当該クラスのすべての宣言とすべての使用箇所が、新しい名前に変更されます。部分クラスについては、名前変更の操作はすべての部分に反映されます。

フィールド

当該フィールドの宣言と使用箇所が、新しい名前に変更されます。

ローカル変数

当該変数の宣言と使用箇所が、新しい名前に変更されます。

メソッド

当該メソッドの名前と、当該メソッドへのすべての参照が、新しい名前に変更されます。

名前空間

宣言、すべての Imports ステートメント、およびすべての完全修飾名において、当該名前空間の名前が新しい名前に変更されます。

プロパティ

当該プロパティの宣言と使用箇所が、新しい名前に変更されます。

リファクタリング

Visual Basic と Developer Express Inc. との提携により、綿密なリファクタリングを行うことができます。このツールをダウンロードする方法の詳細については、MSDN Visual Basic Developer Center の「Refactor! (https://msdn.microsoft.com/vbasic/downloads/2005/tools/refactor/)」を参照してください。Refactor! は 15 個以上のリファクタリング機能をサポートしています。その中には、パラメータ順序の再変更、メソッドの抽出、フィールドのカプセル化、およびオーバーロードの作成が含まれています。

参照

処理手順

方法 : 識別子の名前を変更する

その他の技術情報

Visual Basic Editor の使用