CRuntimeClass 構造体

更新 : 2007 年 11 月

CObject からの各派生クラスは、CRuntimeClass 構造体に関連付けられるため、実行時にオブジェクトまたはその基本クラスの情報を取得できます。

struct CRuntimeClass

解説

CRuntimeClass は構造体であり、基本クラスを持ちません。

実行時にオブジェクトのクラスを判定できると、関数の引数の特別な型チェックが必要なとき、またはオブジェクトのクラスに基づいた専用コードの記述が必要なときに便利です。ランタイム クラス情報は、C++ 言語では直接サポートされていません。

CRuntimeClass には、基本クラスの CRuntimeClass へのポインタや関連するクラスの ASCII クラス名など、C++ オブジェクトについての情報が用意されています。また、動的なオブジェクトの作成や、既知の名前を使用したオブジェクト タイプの指定、関連クラスが特定のクラスから派生しているかどうかを調べるための機能も実装します。

CRuntimeClass 使用の詳細については、「ランタイム クラス情報へのアクセス方法」を参照してください。

必要条件

ヘッダー : afx.h

参照

参照

階層図

CObject::GetRuntimeClass

CObject::IsKindOf

RUNTIME_CLASS

IMPLEMENT_DYNAMIC

IMPLEMENT_DYNCREATE

IMPLEMENT_SERIAL

その他の技術情報

CRuntimeClass のメンバ