Visual Basic における多次元配列

更新 : 2007 年 11 月

配列には、1 次元の配列と多次元の配列があります。配列が複数ある場合、多次元配列と呼ばれます。複数の次元があるということは、要素として他の配列を持つジャグ配列とは同等ではありません。

次元およびサイズ

配列の次元の数またはランクは、各要素を識別するために使用するインデックスの数と一致します。最大で 32 次元まで指定できますが、3 次元より大きい次元を指定することはほとんどありません。2 次元の配列変数および 3 次元の配列変数を宣言するコード例を次に示します。

Dim populations(200, 3) As Long
Dim matrix(5, 15, 10) As Single

要素の総数は、すべての次元の長さの積です。上の例では、populations には総数 804 の要素 (201 x 4)、および matrix には 1056 の要素 (6 x 16 x 11) があります。各インデックスの範囲は、0 から次元で指定された長さまでです。

2 次元配列は、四角形配列とも呼ばれます。

メモ :
配列に必要なメモリ領域は多次元になるほど増大するので、多次元配列を宣言するときには注意してください。

すべての配列は、System 名前空間の Array クラスから継承されます。したがって、すべての配列で、Array のメソッドやプロパティにアクセスできます。Array の次のメンバは、便利です。

GetLength および GetUpperBound は、指定する次元に対して、0 ベースの引数を受け取ります。