方法 : 配列のデータ型を決定する

更新 : 2007 年 11 月

配列のデータ型がその要素のデータ型と同じであることはありません。いくつかの方法で、配列またはその要素のいずれかのデータ型を知ることができます。

  • 変数の Object.GetType メソッドを呼び出して、実行時型の変数の Type オブジェクトを取得できます。Type オブジェクトでは、プロパティおよびメソッドに詳細情報が保持されます。

  • 変数を TypeName 関数 (Visual Basic) に渡して、実行時型の名前が含まれる String を取得できます。

  • 変数を VarType 関数 (Visual Basic) に渡して、変数の型の分類を表す VariantType 値を受け取ることができます。

配列のデータ型を決定するには

  • 配列名の TypeName を呼び出します。配列自体の型を要求しているため、配列名の後にかっこを指定しないでください。

    Dim thisTwoDimArray(,) As Integer = New Integer(9, 9) {}
    MsgBox("Type of thisTwoDimArray is " & TypeName(thisTwoDimArray))
    

    MsgBox を呼び出すと、"thisTwoDimArray の型は Integer(,) です" が表示され、要素の型および次元の数の両方が表示されます。次元の現在の長さは配列のデータ型の一部ではないため、表示されません。

配列の要素のデータ型を決定するには

  • 既存の要素を選択し、その要素の TypeName を呼び出します。

    Dim thisTwoDimArray(,) As Integer = New Integer(9, 9) {}
    MsgBox("Type of thisTwoDimArray(0, 0) is " & TypeName(thisTwoDimArray(0, 0)))
    

    MsgBox を呼び出すと、"thisTwoDimArray(0, 0) の型は Integer です" が表示されます。

    要素のデータ型は、配列のデータ型の一部です。このため、代入ステートメントまたは ReDim ステートメントを使用しても、データ型を変更できません。

参照

処理手順

方法 : 配列変数を宣言する

方法 : 配列を作成する

方法 : 配列変数を初期化する

配列のトラブルシューティング

概念

Visual Basic における配列データ型

参照

TypeName 関数 (Visual Basic)

VarType 関数 (Visual Basic)

VariantType 列挙型

その他の技術情報

Visual Basic における配列