方法 : データベース プロジェクトに参照を追加する

さまざまな状況に対応するために、数種類の参照をデータベース プロジェクトに追加できます。 たとえば、同じソリューション内の他のプロジェクトを参照したり、他のソリューションの出力を参照したりできます。 参照の追加手順は、参照の種類によって少し異なります。 たとえば、データベース間参照を使用するには、参照を追加するだけでなく、データベース、サーバー、またはその両方について変数および関連する値を定義する必要があります。 参照の種類および各参照を使用する状況の詳細については、「データベース プロジェクトでの参照の使用」を参照してください。

同じソリューション内のデータベース プロジェクトで定義されているオブジェクトを参照するには

  1. 参照を追加するデータベース プロジェクトを含むソリューションを開きます。

    詳細については、「方法 : データベース プロジェクトまたはサーバー プロジェクトを開く」を参照してください。

  2. [プロジェクト] メニューの [データベース参照の追加] をクリックします。

    [データベース参照の追加] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. 次の手順を実行して、データベース プロジェクトに参照を追加します。

    1. [現在のソリューションのデータベース プロジェクト] をクリックします。

    2. 一覧で、参照を追加するデータベース プロジェクトをクリックします。

  4. 次の手順を実行して、サーバーの SETVAR 変数を定義します。

    1. [サーバー変数を定義する] をクリックします。

    2. [名前] に、サーバーを表す変数の名前を入力します。

    3. [値] に、変数が表すサーバーの名前を入力します。

    Dd193259.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    参照先のオブジェクトを含むデータベースが、参照を追加しているデータベースと同じサーバー上にある場合は、サーバー変数を定義する必要はありません。

  5. 次の手順を実行して、参照先のデータベースの SETVAR 変数を定義します。

    1. [データベース変数を定義する] をクリックします。

    2. [名前] に、データベースを表す変数の名前を入力します。

    3. [値] に、変数が表すデータベースの名前を入力します。

      Dd193259.alert_caution(ja-jp,VS.90).gif重要 :

      データベース プロジェクト内のオブジェクトが別のデータベースのオブジェクトを明示的に参照している場合は、前の手順で定義した変数を使用するように参照を更新する必要があります。 データベース間参照を含むデータベースからオブジェクトをインポートした場合は、参照を更新して、明示的なデータベース間参照によって発生する警告を解決する必要があります。

  6. オブジェクトとスクリプトを更新しない場合は、[データベース参照変数を使用する既存のスキーマ オブジェクト定義とスクリプトを更新する] チェック ボックスをオフにし、[OK] をクリックします。

    参照がデータベース プロジェクトに追加されます。以降の手順を実行する必要はありません。

  7. オブジェクトとスクリプトを更新する場合は、[OK] をクリックします。

    [変更のプレビュー - サーバー名またはデータベース名の変更] ダイアログ ボックスが表示されます。

  8. (省略可能) 変更を適用しない場合は、該当する変更の横にあるチェック ボックスをオフにします。

  9. (省略可能) 変更をクリックして、[変更のプレビュー] ペインにその詳細を表示します。

  10. [適用] をクリックして、指定したオブジェクトとスクリプトを更新します。

    参照がデータベース プロジェクトに追加されます。また、指定したオブジェクトとスクリプトが、サーバーおよびデータベースの名前の代わりに SETVAR 変数を使用するように変更されます。

別のデータベース プロジェクトのコンパイルされた出力 (.dbschema ファイル) で定義されているオブジェクトを参照するには

  1. 参照を追加するデータベース プロジェクトを含むソリューションを開きます。

    詳細については、「方法 : データベース プロジェクトまたはサーバー プロジェクトを開く」を参照してください。

  2. [プロジェクト] メニューの [データベース参照の追加] をクリックします。

    [データベース参照の追加] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. 次の手順を実行して、メタファイルの参照を追加します。

    1. [データベース プロジェクト メタ ファイル (.dbmeta)] または [データベース プロジェクト スキーマ (.dbschema)] をクリックします。

    2. ボックスで、スキーマ ファイルのパスとファイル名を入力するか、[参照] をクリックし、参照先として追加するスキーマ ファイルを指定します。

  4. 次の手順を実行して、サーバーの SETVAR 変数を定義します。

    1. [サーバー変数を定義する] をクリックします。

    2. [名前] に、サーバーを表す変数の名前を入力します。

    3. [値] に、変数が表すサーバーの名前を入力します。

    Dd193259.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    参照先のオブジェクトを含むデータベースが、参照を追加しているデータベースと同じサーバー上にある場合は、サーバー変数を定義する必要はありません。

  5. 次の手順を実行して、参照先のデータベースの SETVAR 変数を指定します。

    1. [データベース変数を定義する] をクリックします。

    2. [名前] に、データベースを表す変数の名前を入力します。

    3. [値] に、変数が表すデータベースの名前を入力します。

      Dd193259.alert_caution(ja-jp,VS.90).gif重要 :

      データベース プロジェクト内のオブジェクトが別のデータベースのオブジェクトを明示的に参照している場合は、前の手順で定義した変数を使用するように参照を更新する必要があります。 データベース間参照を含むデータベースからオブジェクトをインポートした場合は、参照を更新して、明示的なデータベース間参照によって発生する警告を解決する必要があります。

  6. オブジェクトとスクリプトを更新しない場合は、[データベース参照変数を使用する既存のスキーマ オブジェクト定義とスクリプトを更新する] チェック ボックスをオフにし、[OK] をクリックします。

    参照がデータベース プロジェクトに追加されます。以降の手順を実行する必要はありません。

  7. オブジェクトとスクリプトを更新する場合は、[OK] をクリックします。

    [変更のプレビュー - サーバー名またはデータベース名の変更] ダイアログ ボックスが表示されます。

  8. (省略可能) 変更を適用しない場合は、該当する変更の横にあるチェック ボックスをオフにします。

  9. (省略可能) 変更をクリックして、[変更のプレビュー] ペインにその詳細を表示します。

  10. [適用] をクリックし、指定したスキーマ オブジェクトとスクリプトを更新します。

    参照がデータベース プロジェクトに追加されます。また、指定したオブジェクトとスクリプトが、サーバーおよびデータベースの名前の代わりに SETVAR 変数を使用するように変更されます。

現在のソリューションのデータベース プロジェクトの内容を参照元のプロジェクトの一部として含めるには

  1. 参照を追加するデータベース プロジェクトを含むソリューションを開きます。

    詳細については、「方法 : データベース プロジェクトまたはサーバー プロジェクトを開く」を参照してください。

  2. [プロジェクト] メニューの [データベース参照の追加] をクリックします。

    [データベース参照の追加] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. [現在のソリューションのデータベース プロジェクト] をクリックし、参照を追加するデータベース プロジェクトをクリックし、[OK] をクリックします。

    参照がデータベース プロジェクトに追加されます。 参照を追加したプロジェクトを配置するときは、参照で指定したプロジェクトは、配置するプロジェクトの一部として扱われます。

現在のソリューションの SQLCLR プロジェクトへの参照を追加するには

  1. 参照を追加するデータベース プロジェクトを含むソリューションを開きます。

    詳細については、「方法 : データベース プロジェクトまたはサーバー プロジェクトを開く」を参照してください。

  2. [プロジェクト] メニューの [参照の追加] をクリックします。

    [参照の追加] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. [プロジェクト] タブがアクティブでない場合は、クリックします。

  4. 参照先の SQL 共通言語ランタイム (CLR: Common Language Runtime) プロジェクトの名前をクリックし、[OK] をクリックします。

    参照がデータベース プロジェクトに追加されます。

  5. ソリューション エクスプローラで、参照を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

    [プロパティ] ウィンドウが表示されます。

  6. 参照のプロパティを更新して、データベース プロジェクトをビルドしたときに生成される CREATE ASSEMBLY ステートメントの詳細を指定します。

  7. [ファイル] メニューの [すべてを保存] をクリックします。

SQLCLR アセンブリへの参照を追加するには

  1. 参照を追加するデータベース プロジェクトを含むソリューションを開きます。

    詳細については、「方法 : データベース プロジェクトまたはサーバー プロジェクトを開く」を参照してください。

  2. [プロジェクト] メニューの [参照の追加] をクリックします。

    [参照の追加] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. [参照] タブがアクティブでない場合は、クリックします。

  4. 参照先のアセンブリ (.dll) を指定し、[OK] をクリックします。

    参照がデータベース プロジェクトに追加されます。

  5. ソリューション エクスプローラで、参照を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

    [プロパティ] ウィンドウが表示されます。

  6. 参照のプロパティを更新して、データベース プロジェクトをビルドしたときに生成される CREATE ASSEMBLY ステートメントの詳細を指定します。

  7. [ファイル] メニューの [すべてを保存] をクリックします。

参照

概念

データベース プロジェクトでの参照の使用

他のデータベースを参照するデータベースのチーム開発の開始

SQLCLR オブジェクトを参照するデータベースのチーム開発の開始

共有サーバー オブジェクトを参照するデータベースのチーム開発の開始

データベース プロジェクトとサーバー プロジェクトの概要