メンバ関数の追加ウィザード
更新 : 2007 年 11 月
このウィザードでは、ヘッダー ファイルにメンバ関数宣言を追加し、選択したクラスの実装ファイルにスタブ メンバ関数の実装を追加します。
このウィザードを使用してメンバ関数を追加すると、開発環境でそのコードを編集できます。
[戻り値の型]
追加するメンバ関数の戻り値の型を設定します。独自の戻り値の型を設定することも、使用できる型の一覧から選択することもできます。戻り値の型については、「Fundamental Types」を参照してください。char
int
unsigned int
double
long
unsigned long
float
short
void
HRESULT
unsigned char
[関数名]
追加するメンバ関数の名前を設定します。[パラメータの型]
メンバ関数にパラメータがある場合は、メンバ関数に追加するパラメータの型を設定します。独自のパラメータの型を設定することも、使用できる型の一覧から選択することもできます。char
int
unsigned char
double
long
unsigned int
float
short
unsigned long
[パラメータ名]
メンバ関数にパラメータがある場合は、メンバ関数に追加するパラメータの名前を設定します。[パラメータの一覧]
メンバ関数に追加したパラメータの一覧を表示します。パラメータを一覧に追加するには、[パラメータの型] ボックスにパラメータの型を入力し、[パラメータ名] ボックスにパラメータ名を入力してから、[追加] をクリックします。一覧からパラメータを削除するには、パラメータを選択し、[削除] をクリックします。[アクセス]
メンバ関数へのアクセス権を設定します。アクセス修飾子とは、メンバ関数に対してほかのクラスが持つアクセス権を指定するキーワードです。アクセス権の指定の詳細については、「Member-Access Control」を参照してください。メンバ関数のアクセス レベルの既定の設定は、public です。新しいメンバ関数が静的関数または仮想関数であるか、およびインライン関数または純粋関数であるかを確認します。メンバ関数を純粋関数に設定すると、[Virtual] チェック ボックスがオンになり、[Inline] チェック ボックスは使用できなくなります。既定値は、非静的な非仮想メンバ関数です。
オプション
説明
関数はグローバル関数と同様に動作し、クラスをインスタンス化せずにクラス外から呼び出すことができます。メンバ関数は非静的メンバにはアクセスできません。[Static] に指定されたメンバ関数は、仮想メンバ関数には指定できません。
メンバ関数の呼び出しに使用する式に関係なく、オブジェクトに対して正しいメンバ関数が呼び出されます。[Virtual] に指定されたメンバ関数は、静的メンバ関数には指定できません。
Pure
宣言される仮想メンバ関数には実装が指定されません。したがって、[Pure] は仮想メンバ関数に対してだけ指定できます。詳細については、「Class-Member Declaration Syntax」を参照してください。
純粋仮想メンバ関数を 1 つでも含むクラスは、抽象クラスと見なされます。抽象クラスから派生したクラスは、純粋仮想メンバ関数を実装する必要があります。実装しないと、その派生クラスも抽象クラスになります。
メンバ関数本体のコピーを関数の各呼び出し位置に挿入するようにコンパイラに指示します。[Inline] に指定されたメンバ関数は、純粋メンバ関数には指定できません。
[.cpp ファイル]
スタブ メンバ関数の実装が書き込まれるファイルの位置を設定します。既定では、メンバ関数が追加されるクラスの .cpp ファイルに書き込まれます。ファイル名を変更するには、[...] ボタンをクリックします。メンバ関数の実装は、選択したファイルの内容に追加されます。[コメント]
メンバ関数のヘッダー ファイルにコメントを挿入します。[関数の署名]
[完了] をクリックするとコードに表示されるメンバ関数を表示します。このボックスの内容は編集できません。メンバ関数を変更するには、ウィザードで該当するボックスを変更します。