My.Application.UICulture プロパティ

[アーティクル]
08/16/2008

更新 : 2007 年 11 月

現在のスレッドがカルチャ固有のリソースを取得するために使用するカルチャを取得します。

' Usage
Dim value As System.Globalization.CultureInfo = My.Application.UICulture
' Declaration
Public ReadOnly Property UICulture As System.Globalization.CultureInfo

戻り値

現在のスレッドがカルチャ固有のリソースを取得するために使用するカルチャを表現する CultureInfo オブジェクトを返します。

解説

My.Application.CurrentUICulture プロパティは、現在のスレッドがカルチャ固有のリソースを取得するために使用する CultureInfo オブジェクトを取得します。このオブジェクトは CurrentUICulture プロパティから返されるオブジェクトと同じものです。CurrentUICulture プロパティはリソースマネージャと My.Resources オブジェクトが使用するカルチャ、および実行時にカルチャ固有のリソースを検索するために必要な情報を判断します。

カルチャを変更するには、My.Application.ChangeUICulture メソッドを使用するか、CurrentUICulture プロパティに別の CultureInfo オブジェクトを割り当てます。

CurrentCulture の設定は、言語の設定とは違います。このプロパティには、地理的地域の標準設定に関連するデータだけが含まれています。

現在のスレッドが文字列の操作と書式設定に使用するカルチャを取得する場合は、My.Application.CurrentCulture プロパティを使用してください。

使用例

次の例は、 My.Application.CurrentCulture プロパティを使用して現在のカルチャをキャッシュし、その後 My.Application.ChangeUICulture メソッドを使用してそれを変更します。My.Application.ChangeUICulture メソッドは、My.Resources オブジェクトがリソースを取得するために使うカルチャを設定します。

Sub ShowLocalizedMessage()
    Dim culture As String = My.Application.UICulture.Name
    My.Application.ChangeUICulture("fr-FR")
    MsgBox(My.Resources.Message)
    My.Application.ChangeUICulture(culture)
End Sub

この例を実行するためには、アプリケーションのリソースファイルに Message という名前の文字列があることと、そのリソースファイルの French カルチャ版である Resources.fr-FR.resx が、アプリケーションに含まれていることが必要です。詳細については、「方法 : リソースを追加または削除する」を参照してください。

アプリケーションにそのリソースファイルの French カルチャ版がない場合は、My.Resource オブジェクトが既定のカルチャのリソースファイルからリソースを取得します。

必要条件

名前空間 : Microsoft.VisualBasic.ApplicationServices

クラス : WindowsFormsApplicationBase、ApplicationBase

アセンブリ : Visual Basic ランタイムライブラリ (Microsoft.VisualBasic.dll)

使用可能なプロジェクトの種類

プロジェクトの種類	使用可/不可
Windows アプリケーション	可
クラスライブラリ	可
コンソールアプリケーション	可
Windows コントロールライブラリ	可
Web コントロールライブラリ	不可
Windows サービス	可
Web サイト	不可