COleCurrency::ParseCurrency

更新 : 2007 年 11 月

文字列を解析し、通貨値を読み込みます。

BOOL ParseCurrency(
   LPCTSTR lpszCurrency,
   DWORD dwFlags = 0,
   LCID lcid = LANG_USER_DEFAULT 
);
throw(
   CMemoryException* 
);
throw(
   COleException* 
);

パラメータ

  • lpszCurrency
    解析される NULL で終わる文字列へのポインタ。

  • dwFlags
    ロケール設定のフラグ。次のフラグを指定できます。

    • LOCALE_NOUSEROVERRIDE   カスタム ユーザー設定ではなく、システムの既定の設定を使います。
  • lcid
    変換に使用するロケール ID。

戻り値

文字列が通貨値に正常に変換された場合は 0 以外を返します。それ以外の場合は 0 を返します。

解説

元の文字列の数字以外の文字の解析には、国別言語指定 (ロケール ID) を使います。

ロケール ID の値の詳細については、Windows SDK の「Supporting Multiple National Languages」を参照してください。

文字列から通貨値に変換できると、COleCurrency オブジェクトの値にその値が設定され、状態は有効になります。

文字列が通貨値に変換できないか、オーバーフローしたときは、COleCurrency オブジェクトは無効になります。

文字列の変換がメモリ割り当てエラーが原因で失敗した場合、この関数は CMemoryException をスローします。ほかのエラー状態では、COleException をスローします。

使用例

// works if default locale has dot decimal point
COleCurrency cur;
cur.ParseCurrency(_T("$135.95"), 0);
ASSERT(cur == COleCurrency(135, 9500));

必要条件

ヘッダー : afxdisp.h

参照

参照

COleCurrency クラス

階層図

COleCurrency::Format

COleCurrency::GetStatus

その他の技術情報

COleCurrency のメンバ