CDataExchange クラス
更新 : 2007 年 11 月
MFC で使われているダイアログ データ エクスチェンジ (DDX) およびダイアログ データ バリデーション (DDV) の両ルーチンをサポートします。
class CDataExchange
解説
CDataExchange には、基本クラスはありません。
独自のデータ型またはコントロールを使ったデータ エクスチェンジ ルーチンを作成する場合、または独自のデータ バリデーション ルーチンを作成する場合は、このクラスを使います。独自の DDX および DDV ルーチンの記述方法の詳細については、「テクニカル ノート 26: DDX ルーチンおよび DDV ルーチン」を参照してください。DDX と DDV の概要については、「ダイアログ データ エクスチェンジとダイアログ データ バリデーション」と「ダイアログ ボックス」を参照してください。
CDataExchange オブジェクトは、DDX や DDV で必要となるコンテキスト情報を提供します。DDX を使ってデータ メンバからダイアログ コントロールに初期値を設定するときは、m_bSaveAndValidate フラグを FALSE にします。DDX を使ってダイアログ コントロールの現在値をデータ メンバに設定するとき、また DDV を使ってデータ値の正当性をチェックするときは、m_bSaveAndValidate フラグを TRUE にします。DDV の正当性チェックが失敗すると、DDV プログラムは入力エラーを示すメッセージ ボックスを表示します。さらに、Fail 関数を呼び出して、不正なコントロールへのフォーカスをリセットし、例外をスローして正当性チェックのプロセスを停止します。
必要条件
ヘッダー : afxwin.h
参照
処理手順
VIEWEX サンプル : マルチ ビュー、スクロール ビュー、および分割ウィンドウ