属性コンテキスト

C++ 属性については、4 つの基本フィールドを使って説明しています。4 つの基本フィールドとは、属性の適用先 (対象)、その属性を繰り返すことができるかどうか (複数回の適用)、ほかの属性の必要性 (必要な属性)、およびほかの属性との非互換性 (無効な属性) を表すフィールドです。各属性のリファレンス トピックには、これらのフィールドが表で示されています。各フィールドについて、以下に説明します。

対象

このフィールドでは、指定された属性の有効な適用先となるさまざまな C++ 言語要素が示されます。たとえば、属性の "対象" フィールドに "class" が指定されている場合は、その属性が適正な C++ クラスだけに適用されることを意味します。属性をクラスのメンバ関数に適用すると、構文エラーが発生します。

詳細については、「使用法別の属性」を参照してください。

複数回の適用

このフィールドは、属性を同じ適用先に繰り返し適用できるかどうかを表します。ほとんどの属性は、繰り返し適用することができません。

必要な属性

このフィールドは、指定された属性が正しく機能するために適用する必要のある (つまり、同じターゲットに適用される) ほかの属性を示します。通常、このフィールドにほかの属性が示されることはありません。

無効な属性

このフィールドは、指定された属性と互換性のないほかの属性を示します。通常、このフィールドにほかの属性が示されることはありません。

参照

概念

C++ 属性リファレンス