ファイル処理
更新 : 2007 年 11 月
ファイル処理ルーチンは、ファイルの作成、削除、操作、およびファイル アクセス許可の設定、チェックに使用します。
C ランタイム ライブラリには、同時に開くことのできるファイル数の上限が 512 に設定されています。上限を超える数のファイル記述子またはファイル ストリームを開こうとすると、プログラム エラーが発生します。上限のファイル数を変更するには、_setmaxstdio を使用します。
ファイル記述子で指定されたファイルを操作するには、次のルーチンを使用します。
ファイル処理ルーチン (ファイル記述子)
ルーチン |
使用方法 |
同等の .NET Framework 関数 |
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ファイル サイズを変更します。 |
System::IO::Stream::SetLength、System::IO::FileStream::SetLength |
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ファイル長を取得します。 |
System::IO::Stream::SetLength、System::IO::FileStream::SetLength |
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記述子のファイル ステータス情報を取得します。 |
適用できません。標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。 |
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C ランタイムの既存のファイル記述子に関連付けられたオペレーティング システムのファイル ハンドルを返します。 |
適用できません。標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。 |
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キャラクタ デバイスをチェックします。 |
System::IO::Stream::CanWrite、System::IO::FileStream::CanWrite |
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ファイル領域をロックします。 |
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C ランタイムのファイル記述子を既存のオペレーティング システムのファイル ハンドルに関連付けます。 |
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ファイルの変換モードを設定します。 |
パスまたはファイル名で指定されたファイルを操作するには、次のルーチンを使用します。
ファイル処理ルーチン (パスまたはファイル名)
ルーチン |
使用方法 |
同等の .NET Framework 関数 |
---|---|---|
ファイルのアクセス許可の設定をチェックします。 |
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ファイルのアクセス許可の設定を変更します。 |
System::IO::File::SetAttributes、System::Security::Permissions::FileIOPermission |
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相対パス名を絶対パス名に展開します。 |
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パス コンポーネントを単一の完全パスにマージします。 |
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一意のファイル名を作成します。 |
適用できません。標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。 |
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ファイルを削除します。 |
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ファイル名を変更します。 |
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コンポーネントのパスを解析します。 |
適用できません。標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。 |
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名前付きファイルのファイル ステータス情報を取得します。 |
System::IO::File::GetAttributes、System::IO::File::GetCreationTime、System::IO::File::GetLastAccessTime、System::IO::File::GetLastWriteTime |
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プログラムが新しく作成したファイルに、既定のアクセス許可マスクを設定します。 |
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ファイルを削除します。 |
ファイルを開くには、次のルーチンを使用します。
ファイル処理ルーチン (開いているファイル)
ルーチン |
使用方法 |
同等の .NET Framework 関数 |
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ファイルを開き、開いているファイルへのポインタを返します。 |
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ファイル共有でストリームを開き、開いているファイルへのポインタを返します。 |
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ファイルを開き、開いているファイルへのファイル記述子を返します。 |
||
ファイル共有でファイルを開き、開いているファイルへのファイル記述子を返します。 |
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読み取りおよび書き込み用のパイプを作成します。 |
適用できません。標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。 |
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ファイル ポインタを再度割り当てます。 |
次の関数を使用すると、FILE 構造体、ファイル記述子、および Win32 ファイル ハンドル間でファイルの表示を変更できます。
ストリームを前回下位入出力で開いたファイルに関連付け、オープン ストリームへのポインタを返します。 |
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ストリームに関連付けられているファイル記述子を取得します。 |
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C ランタイムの既存のファイル記述子に関連付けられたオペレーティング システムのファイル ハンドルを返します。 |
適用できません。標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。 |
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C ランタイム ファイル記述子を既存のオペレーティング システムのファイル ハンドルに関連付けます。 |
ファイルおよびパイプは、次の Win32 関数でも開くことができます。