プロシージャ宣言 (Visual Basic 6.0 ユーザー向け)
更新 : 2007 年 11 月
Visual Basic 2008 では、プロシージャの宣言に関していくつかの点が変更されています。
省略可能な引数
Visual Basic 6.0
Visual Basic 6.0 では、既定値を指定せずに、プロシージャ パラメータを Optional として宣言できます。省略可能なパラメータが Variant 型の場合は、呼び出し元コードからパラメータに引数が渡されたかどうかをプロシージャ コードで IsMissing 関数を使って確認できます。
Visual Basic 2008
Visual Basic 2008 では、省略可能な引数に既定値を宣言する必要があります。呼び出し元のプログラムで引数が指定されない場合は、既定値がプロシージャに渡されます。IsMissing 関数を使用して、引数があるかどうかを確認する必要はありません。また、IsMissing 関数はサポートされません。次の例は、省略可能な引数の宣言を示しています。
Sub Calculate(Optional ByVal Switch As Boolean = False)
静的なローカル変数
Visual Basic 6.0
Visual Basic 6.0 では、Static 修飾子を指定してプロシージャを宣言できます。これにより、プロシージャ内のすべてのローカル変数は静的となり、呼び出し間で値が保持されます。
Visual Basic 2008
Visual Basic 2008 では、Function ステートメントまたは Sub ステートメントで Static キーワードはサポートされません。Static に指定するローカル変数を個別に宣言する必要があります。
参照
概念
プロシージャ呼び出しシーケンス (Visual Basic 6.0 ユーザー向け)
パラメータの引き渡し方法 (Visual Basic 6.0 ユーザー向け)