AtlTrace (互換性用) (ATL)

更新 : 2007 年 11 月

ATL 7.0 以降、AtlTrace は互換性のために残されています。代わりに ATLTRACE2 を使用してください。

inline void _cdecl AtlTrace(
   LPCSTR lpszFormat,
   ...
);
inline void _cdecl AtlTrace(
   LPCWSTR lpszFormat,
   ...
);

パラメータ

  • lpszFormat
    [入力] Visual C++ の出力ウィンドウまたはこれらのメッセージをトラップするアプリケーションに送る文字列と変数。

解説

現在のアプリケーションのデバッガに、指定した文字列を送ります。次に例を示します。

AtlTrace(_T("The value of x is %d.\n"), x);
ks3h54c3.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

AtlTrace は、デバッグ ビルドとリリース ビルドの両方に使用できますが、リリース ビルドで使用しても効果がありません。関数呼び出しは評価されますが、関数は何も行いません。デバッグ ビルドの場合、関数は指定した文字列を書式指定してダンプ デバイスに送ります。

AtlTrace を使用すると、ダンプ デバイスに送られる文字列の内容が、書式指定後は 511 文字以内に制限されます。

参照

参照

ATLTRACE (ATL)

旧式の ATL の項目

その他の技術情報

デバッグとエラー報告に関するグローバル関数