方法 : プロジェクトを構成して複数の対象プラットフォームを設定する
更新 : 2007 年 11 月
Visual Studio 2005 では、複数の異なる CPU アーキテクチャまたはプラットフォームを、ソリューションが一度に対象にできるようになっています。これらのプラットフォームを設定するプロパティは [構成マネージャ] ダイアログ ボックス からアクセスできます。
対象となるプラットフォームを設定する
[構成マネージャ] ダイアログ ボックスでは、ソリューション レベルとプロジェクト レベルの 2 種類で構成とプラットフォームを作成および設定できます。ソリューション レベルの構成と対象プラットフォームの組み合わせのぞれぞれに、固有のプロパティを割り当てることができます。構成は簡単に切り替えることができ、たとえば、x64 プラットフォームのリリース構成と x86 プラットフォームのリリース構成を切り替えることができます。
構成の対象を異なるプラットフォームに設定するには
[ビルド] メニューの [構成マネージャ] をクリックします。
[アクティブ ソリューション プラットフォーム] ボックスで、ソリューションの対象にするプラットフォームを選択するか、[<新規作成>] を選択して新しいプラットフォームを作成します。[新しいソリューション プラットフォーム] ダイアログ ボックスの使用方法については、「[新しいソリューション プラットフォーム] ダイアログ ボックス」を参照してください。Visual Studio では、[構成マネージャ] ダイアログ ボックスのアクティブ プラットフォームに設定されているプラットフォームが対象となるようにアプリケーションがコンパイルされます。
プラットフォームを削除する
必要のなくなったプラットフォームがある場合は、[構成マネージャ] ダイアログ ボックスを使用してそのプラットフォームを削除できます。プラットフォームを削除すると、このプラットフォームと構成の組み合わせが設定されているすべてのソリューションとプロジェクトが削除されます。
プラットフォームを削除するには
[ビルド] メニューの [構成マネージャ] をクリックします。
[アクティブ ソリューション プラットフォーム] ボックスの [<編集>] を選択します。[ソリューション プラットフォームの編集] ダイアログ ボックスが表示されます。
削除するプラットフォームを選択し、[削除] をクリックします。
1 つのソリューションに複数の対象プラットフォームを設定する
設定は構成とプラットフォームの組み合わせに基づいて変更できるので、1 つ以上のプラットフォームを対象とするソリューションを設定できます。
複数のプラットフォームを対象とするには
[構成マネージャ] を使用して、ソリューションに対して少なくとも 2 つのプラットフォームを追加します。
対象にするプラットフォームを [アクティブ ソリューション プラットフォーム] リストから選択します。
ソリューションをビルドします。
一度に複数のソリューション構成をビルドするには
[構成マネージャ] を使用して、ソリューションに対して少なくとも 2 つのプラットフォームを追加します。
[バッチ ビルド] ウィンドウを使用して、一度に複数のソリューション構成をビルドします。詳細については、「[バッチ ビルド] ダイアログ ボックス」を参照してください。
たとえば、ソリューション レベル プラットフォームを x64 に設定して、そのソリューション内のプロジェクトはこのプラットフォームを対象としないように設定できます。また、ソリューション内で、各プロジェクトが異なるプラットフォームを対象にするよう設定することも可能です。このような状況のときは、構成に説明的な名前を付けて新規作成し、混乱のないようにすることをお勧めします。