SPEAKN サンプル : ユーザー定義のリソースを使用したマルチメディア サウンドの例

更新 : 2007 年 11 月

SPEAKN サンプルでは、グラフィックス出力とサウンド出力を統合します。サンプルでは、次のプログラミング テクニックを用いてマルチメディア拡張機能を説明します。

  • Windows SDK の MMSYSTEM.H ヘッダー ファイルで定義されているマルチメディア API を使用してサウンド出力を実装します。

  • ユーザー定義リソースを使用して、サウンドやビットマップなどのマルチメディア データを格納します。Microsoft Visual C++ で直接管理されていない別個の .rc ファイルでのユーザー定義リソースの管理については、「テクニカル ノート 35: Visual C++ における複数のリソース ファイルとヘッダー ファイルの使用」を参照してください。

  • ビットマップ ボタンを使用します。CBitmapButton を使用したより詳しい例については、CTRLTEST サンプル アプリケーションを参照してください。

サウンド出力を行うにはサウンド カードが必要ですが、サウンド カードなしでもアプリケーションを実行できます。

ms177527.alert_security(ja-jp,VS.90).gifセキュリティに関するメモ :

このサンプル コードは概念を示す目的で提供されているものです。必ずしも最も安全なコーディング手法に従っているわけではないので、アプリケーションまたは Web サイトでは使用しないでください。Microsoft は、サンプル コードが意図しない目的で使用された場合に、付随的または間接的な損害について責任を負いません。

サンプルとそのインストール手順を取得するには

  • Visual Studio で、[ヘルプ] メニューの [サンプル] をクリックします。

    詳細については、「サンプル ファイルの格納場所」を参照してください。

  • 使用できるサンプルの最新バージョンと完全な一覧については、オンラインの Visual Studio 2008 Samples のページを参照してください。

  • サンプルは、コンピュータのハード ディスク上にもあります。既定では、サンプルおよび Readme ファイルは、\Program Files\Visual Studio 9.0\Samples\ の下のフォルダにコピーされます。Visual Studio Express Edition の場合、すべてのサンプルはオンライン上にあります。

サンプルのビルドと実行

SPEAKN サンプルをビルドおよび実行するには

  1. Speakn.sln ソリューション ファイルを開きます。

  2. [ビルド] メニューの [ビルド] をクリックします。

  3. [デバッグ] メニューの [デバッグなしで開始] をクリックします。

初めて SPEAKN を実行すると、"welcome" というサウンドが再生され、[What is this] ダイアログ ボックスが表示されます。サウンドの再生が終了すると、一連のイメージの最初のイメージである犬の画像が表示されます。エディット ボックスに「dog」と入力します。正しい単語を入力すると、正解のサウンドが鳴り、次のイメージが表示されます。

顔のビットマップは、最初は無表情です。最初に入力した文字が正しいと笑顔になります。間違っているとしかめ面になります。

キーワード

このサンプルでは、次のキーワードを使用します。

AfxGetResourceHandle; AfxMessageBox; CBitmapButton::AutoLoad; CBitmapButton::LoadBitmaps; CDialog::DoModal; CDialog::EndDialog; CDialog::OnInitDialog; CDialog::OnOK; CFont::CreateFontIndirect; CString::GetLength; CString::IsEmpty; CString::LoadString; CString::MakeUpper; CWinApp::InitInstance; CWnd::DoDataExchange; CWnd::EnableWindow; CWnd::GetDlgItem; CWnd::GetWindowText; CWnd::Invalidate; CWnd::SetFocus; CWnd::SetFont; CWnd::SetWindowText; CWnd::ShowWindow; CWnd::SubclassDlgItem; CWnd::UpdateData; CWnd::UpdateWindow; DestroyIcon; FindResource; FreeResource; LoadIcon; LoadResource; LockResource; MAKEINTRESOURCE; PlaySound; PostQuitMessage; lstrcpy; mbstowcs; memset; sndPlaySound; strnlen

ms177527.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

このサンプルを含む一部のサンプルには、Visual C++ のウィザード、ライブラリ、およびコンパイラの変更が反映されていませんが、必要なタスクを実行する方法は示されています。

参照

その他の技術情報

MFC サンプル