IMAGE サンプル : 非同期にダウンロードする ActiveX コントロールの作成
更新 : 2007 年 11 月
IMAGE サンプルでは、MFC を使用して、非同期にデータをダウンロードできる ActiveX コントロールをビルドする方法を示します。コントロールのプロパティは、CDataPathProperty クラスに基づきます。
IMAGE コントロールは、BMP ファイルのビットマップ イメージを表示できます (ただし、色深度が 8 ビットを超える BMP ファイルをサポートしないため、256 色を超える色が使用されているファイルは表示できません)。コントロールの ImagePath プロパティにイメージへのパスがあります。イメージが大きく、遅いリンクでダウンロードが行われる場合は、パスを管理する CDataPathProperty オブジェクトに組み込まれた非同期サポートがアクティブになり、ほかの処理をブロックせずにコントロールの描画コードにデータを描画します。
コントロールに用意された簡単なプロパティ ページから、ImagePath プロパティだけでなく、AutoSize プロパティも利用できます。AutoSize プロパティを TRUE に設定すると、含まれているイメージのサイズに合わせてコントロールが自動的にサイズ変更されます。AutoSize プロパティを FALSE に設定すると、自動サイズ変更が無効になります。
イメージ コントロールは、ReadyState という読み取り専用の Boolean プロパティも実装します。イメージ ストリームのすべてのデータがコントロールによって正常に読み込まれて表示された場合、ReadyState は TRUE です。コントロールが完全に初期化されるまで、ReadyState は FALSE です。
ツールボックスへのコントロールの追加、コントロールの手動登録、および ActiveX コントロール テスト コンテナの使用の詳細については、「コントロール サンプル」を参照してださい。
メモ : |
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このサンプルを含む一部のサンプルには、Visual C++ のウィザード、ライブラリ、およびコンパイラの変更が反映されていませんが、必要なタスクを実行する方法は示されています。 |
セキュリティに関するメモ : |
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このサンプル コードは概念を示す目的で提供されているものです。必ずしも最も安全なコーディング手法に従っているわけではないので、アプリケーションまたは Web サイトでは使用しないでください。Microsoft は、サンプル コードが意図しない目的で使用された場合に、付随的または間接的な損害について責任を負いません。 |
サンプルとそのインストール手順を取得するには
Visual Studio で、[ヘルプ] メニューの [サンプル] をクリックします。
詳細については、「サンプル ファイルの格納場所」を参照してください。
使用できるサンプルの最新バージョンと完全な一覧については、オンラインの Visual Studio 2008 Samples のページを参照してください。
サンプルは、コンピュータのハード ディスク上にもあります。既定では、サンプルおよび Readme ファイルは、\Program Files\Visual Studio 9.0\Samples\ の下のフォルダにコピーされます。Visual Studio Express Edition の場合、すべてのサンプルはオンライン上にあります。