方法 : マップされたワークスペースを作成する

更新 : 2007 年 11 月

ワークスペースを作成して、コンピュータ上で Team Foundation バージョン管理コマンドを実行できるようにします。ワークスペースにはローカル ディスク上のクライアント側フォルダが含まれ、このクライアント側フォルダは Team Foundation バージョン管理サーバー上のバージョン管理されているフォルダにマップされます。コマンド ラインからワークスペースを作成する方法の詳細については、「方法 : コマンド ラインからワークスペースを作成する」を参照してください。

ms181384.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

自分のアカウントで作成したすべてのワークスペースを確認するには、tf workspaces コマンドを使用します。詳細については、「Workspaces コマンド」を参照してください。

以下の手順では、ソース管理エクスプローラで Team Foundation バージョン管理を使用して項目を管理するためのワークスペースを作成する方法について説明します。

必要なアクセス許可

これらの手順を実行するには、[ワークスペースの作成] または [ワークスペースの管理] のアクセス許可が [許可] に設定されている必要があります。詳細については、「Team Foundation Server のアクセス許可」を参照してください。

マップされたワークスペースを作成するには、次の手順を実行します。

  • [ワークスペースの管理] ダイアログ ボックスを使用したローカル ワークスペースの作成

  • [ローカル フォルダにマップ] コマンドを使用したワークスペースの作成

[ワークスペースの管理] ダイアログ ボックスを使用したローカル ワークスペースの作成

Team Foundation Server 2008、または Team Foundation Server 2008 Service Pack 1 エディションで、[ワークスペースの管理] ダイアログ ボックスを使用してローカル ワークスペースを作成します。

[ワークスペースの管理] ダイアログ ボックスを使用してワークスペースを作成するには

  1. [ファイル] メニューの [ソース管理] をポイントし、[ワークスペース] をクリックします。

  2. [ワークスペースの管理] ダイアログ ボックスで、[追加] をクリックします。

  3. [名前] ボックスにわかりやすい名前を入力し、[コメント] ボックスに新しいワークスペースを説明するコメントを入力します。必要に応じて、代替オーナー名とコンピュータ名を指定します。

  4. [作業フォルダ] の [ソース管理フォルダ] で、テキスト ボックスをクリックし、省略記号 ([...]) をクリックします。

  5. [フォルダの参照] ダイアログ ボックスでサーバー フォルダを選択し [OK] をクリックします。

    Team Foundation Server フォルダとその直接の子項目のみをローカル ワークスペースにマップする場合は、[ソース管理フォルダ] ボックスに「/*」を追加することもできます。アスタリスク (*) はワイルドカード文字です。

    ms181384.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    アスタリスク (*) ワイルドカード文字を指定すると、フォルダの 1 つ下のレベル (サブフォルダ) のみがマップされます。アスタリスクを指定しなければ、すべてのサブフォルダが再帰的にマップされます。

  6. [ローカル フォルダ] ボックスで、テキスト ボックスをクリックし、省略記号 [...] をクリックします。

  7. [フォルダの参照] ダイアログ ボックスでローカル コンピュータ上のフォルダを選択し [OK] をクリックします。

  8. [OK] をクリックし、ワークスペースを作成します。

  9. [ワークスペースの管理] ダイアログ ボックスで、[閉じる] をクリックします。

    作成したワークスペースの名前が、ソース管理エクスプローラのツール バーにある [ワークスペース] ボックスに表示されます。

    [ローカル パス] には、作成したローカル フォルダを開くためのリンクが含まれています。

    ms181384.alert_note(ja-jp,VS.90).gifヒント :

    ワークスペースを作成したら、ソース管理エクスプローラのツール バーにある [ワークスペース] から新しいワークスペースを選択し、取得するバージョン管理されたファイルが格納されているプロジェクト フォルダを右クリックします。次に、[最新バージョンの取得] コマンドを使用して、バージョン管理されたデータをサーバーからワークスペースに読み込みます。

[ローカル フォルダにマップ] コマンドを使用したワークスペースの作成

Team Foundation Server 2008 Service Pack 1 エディションとチーム エクスプローラを使用してローカル ワークスペースを作成するには、次の手順に従います。

ms181384.alert_caution(ja-jp,VS.90).gif重要 :

この機能は、Team Foundation Server 2008 Service Pack 1 エディションでのみ使用できます。

[ローカル フォルダにマップ] コマンドを使用してワークスペースを作成するには

  1. ソース管理エクスプローラで、まだマップされていないフォルダを右クリックし、[ローカル フォルダにマップ] をクリックします。

    [マップ] ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. [マップ] ダイアログ ボックスの [ローカル フォルダ] ボックスに、ローカル フォルダの有効なパスを入力します。必要に応じて、省略記号 ([…]) をクリックして、ローカル フォルダを参照したり、新しいローカル フォルダを作成したりできます。

    Team Foundation Server フォルダとその直接の子項目のみをローカル ワークスペースにマップする場合は、[サブプロジェクトも対象] チェック ボックスをオフにします。

  3. [マップ] をクリックします。

    確認のダイアログ ボックスに、"新しくマップされた項目は、取得操作を実行するまでダウンロードされません。今すぐ <server folder path> を取得しますか?" というメッセージが表示されます。

  4. マップされた項目を今すぐダウンロードする場合は [はい] をクリックし、後でダウンロードする場合は [いいえ] をクリックします。

    作成したワークスペースの名前が、ソース管理エクスプローラのツール バーにある [ワークスペース] ボックスに表示されます。

    [ローカル パス] には、作成したローカル フォルダを開くためのリンクが含まれています。

参照

処理手順

方法 : ワークスペースでフォルダをクロークまたはクローク解除する

概念

バージョン管理ワークスペースの使用

バージョン管理ワークスペースの使用

参照

Workspace コマンド

Workfold コマンド

その他の技術情報

バージョン管理ワークスペースとマッピング

方法 : コマンド ラインからワークスペースを作成する