方法 : SQL トレース データを統合する

更新 : 2007 年 11 月

SQL トレースはロード テストで使用するツールで、Web アプリケーションのパフォーマンスの監視と向上に役立ちます。SQL トレースを使用するためには、Web アプリケーションで SQL Server を使用してデータを格納している必要があります。

ms182589.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

SQL トレースは、Web テスト以外にも使用できます。SQL Server データベースにアクセスするアプリケーションの単体テストにも役立ちます。

ロード テストの実行中に、後で分析するための SQL トレース データを収集できます。SQL トレースは、ロード テスト エディタでのみ有効にできます。ロード テスト ウィザードを使用してロード テストを作成した場合、SQL トレースは有効にできません。詳細については、「SQL トレースの概要」を参照してください。

ms182589.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

Windows Vista が動作しているコンピュータで、ローカルに実行するロード テストで SQL トレースを使用するには、トレース対象の SQL Server インスタンスの sysadmin ロールのメンバである必要があります。この問題を解決するには、現在のユーザーを sysadmin ロールに追加するよう SQL Server の管理者に依頼する必要があります。

ロード テストの実行で SQL トレースを有効にするには

  1. ロード テスト エディタで、ロード テストを開きます。

  2. ロード テストでアクティブな [実行設定] ノードを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

    [プロパティ] ウィンドウが表示されます。

  3. [有効な SQL トレース] プロパティを設定します。True は SQL トレースが有効であること、False は無効であることを示します。

  4. [SQL トレースの接続文字列] プロパティを設定します。監視する SQL サーバーの接続文字列を入力するか、[...] ボタンをクリックして [接続のプロパティ] ダイアログ ボックスを開きます。

  5. [SQL トレース ディレクトリ] プロパティを設定します。SQL トレース データを格納するフォルダを入力します。このパスは、SQL Server と、Visual Studio Team System Test Edition を実行するクライアントからアクセスできる必要があります。

  6. [トレースされる SQL 操作の最小継続時間] プロパティを設定します。トレースされるクエリの最小時間の値を入力します。たとえば、500 の場合、500 単位以上かかるすべてのクエリがトレースされます。単位はミリ秒です。SQL Server 2005 の場合、単位はマイクロ秒です。

  7. テストを保存し、実行します。

    SQL トレースのデータは、ロード テストの完了後に表示できるようになります。詳細については、「方法 : SQL トレース データをロード テスト実行から表示する」を参照してください。

参照

その他の技術情報

ロード テストの編集

ロード テストの実行の分析

ロード テストの結果リポジトリ