待ち時間の概要

更新 : 2007 年 11 月

待ち時間は、Web サイトとの対話と次の対話の間にユーザーを待機させる動作をシミュレートするために使用されます。待ち時間は、Web テストにおける要求と次の要求の間、およびロード テスト シナリオでのテストの反復処理の合間に発生します。ロード テストで待ち時間を使用すると、ロード シミュレーションをより正確に作成する上で役立ちます。ロード テストで待ち時間が使用されるか無視されるかは変更できます。

待ち動作のプロファイルは、ロード テストのシナリオに適用される設定です。この設定は、個々の Web テストに保存される待ち時間をロード テストで使用するかどうかを決定します。一部の Web テストでは待ち時間を使用し、その他の Web サイトでは使用しない場合、それらの Web テストを異なるシナリオに配置する必要があります。シナリオの詳細については、「シナリオの概要」を参照してください。

最初に、ロード テスト ウィザードを使用してロード テストを作成するときに、ロード テストで待ち時間を使用するかどうかを設定します。詳細については、「方法 : シナリオを指定する」を参照してください。

ロード テスト エディタで、ロード テストで待ち時間を使用するかどうかを変更します。詳細については、「方法 : 待ち動作のプロファイルを変更する」を参照してください。

以下では、待ち動作のプロファイルのオプションについて説明します。

  • [待ち時間を使用しない]
    待ち時間は無視されます。Web サーバーに高いロードをかけるために最大ロードを生成するには、この設定を使用します。Web サーバーとユーザーの対話をより現実的に作成する場合は、使用しないでください。

  • [記録された待ち時間を使用する]
    待ち時間は、Web テストで記録されたとおりに使用されます。記録されているとおりに、Web テストを実行する複数ユーザーを正確にシミュレートします。ロード テストでは複数のユーザーをシミュレートするため、同じ待ち時間を使用すると、同期された仮想ユーザーの自然ではないロード パターンが作成される可能性があります。

  • [記録された待ち時間を中央値とする正規分布を使用する]
    待ち時間は使用されますが、正規曲線上でのばらつきが追加されます。要求から次の要求までの待ち時間をわずかに変化させることで、仮想ユーザーについてより現実的なシミュレーションを実行できます。

参照

処理手順

方法 : Web テストの待ち時間を設定する

方法 : 待ち動作のプロファイルを変更する

方法 : シナリオを指定する