チュートリアル : 作業項目の種類の高度なカスタマイズ
更新 : 2007 年 11 月
このチュートリアルでは、「チュートリアル : 作業項目の種類の基本的なカスタマイズ」で変更した作業項目の種類に複雑なカスタマイズを行います。
次の手順では、依存選択リスト、ユーザー選択リスト、ユーザーおよびグループにスコープが設定された規則など、複数の機能を使用します。
既定値の設定。この手順では、まず、既定値を作業項目の種類のフィールドに割り当てます。次に、その種類の作業項目を作成し、そのフィールド内の既定値を確認します。
依存選択リストの作成。この手順では、あるフィールドに許可される値を別のフィールドの値に基づかせる規則を作成します。
文字列フィールドのパターン一致。この手順では、フィールドで使用する値が一致するようなパターンを定義します。
[担当者] フィールドのカスタマイズ。この手順では、フィールドの値を一部のユーザーに制限します。
グループに基づく規則の定義。この手順では、規則を特定のフィールドに適用します。
グローバル リストの使用。この手順では、グローバル リストを作成して入力し、その値を作業項目の種類間またはチーム プロジェクト間で共有できるようにします。
フィールド ラベルのカスタマイズ。この手順では、フィールドのラベルを変更します。
前提条件
「チュートリアル : 作業項目の種類の基本的なカスタマイズ」の手順を完了していること。
Team Foundation Server への接続を確立でき、適切なアクセス許可がある場合は、コマンド プロンプト、バッチ ファイル、またはスクリプト ファイルで作業項目の種類に対して高度なカスタマイズを行うことができます。これを行うには、Visual Studio 2008 コマンド プロンプト ユーティリティを使用するか、次の例で説明する vsvars32 を使用して、現在のコマンド プロンプトで複数の環境変数を設定する必要があります。チーム プロジェクトに参加する方法の詳細については、「チュートリアル : チーム プロジェクトへの参加」を参照してください。
コマンド プロンプトで Team Foundation のコマンドを有効にするには
- [スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をクリックします。次に [Microsoft Visual Studio 2008] をポイントし、[Visual Studio Tools] をポイントして、[Visual Studio 2008 コマンド プロンプト] をクリックします。
また、Visual Studio のインストール パス (通常は、DriveLetter:\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\Common7\Tools) にある vsvars32 を実行することもできます。
必要なアクセス許可
この手順を実行するには、Team Foundation 管理者グループのメンバであるか、またはプロジェクトのプロジェクト管理者グループのメンバである必要があります。詳細については、「Team Foundation Server のアクセス許可」を参照してください。
既定値の設定
必要条件 : 「チュートリアル : 作業項目の種類の基本的なカスタマイズ」で「フォーム レイアウトの変更」の手順を完了していること。
既定値を設定するには
Visual Studio で、Special Task 作業項目の種類の定義を含むファイルを開きます。このファイルは、specialtask.xml という名前です。
specialtask.xml を「チュートリアル : 作業項目の種類の基本的なカスタマイズ」の作業でまだ開いていない場合は、次の手順で開きます。
[ファイル] メニューの [開く] をポイントし、[ファイル] をクリックします。
[ファイルを開く] ダイアログ ボックスの [検索対象] で、ファイルをエクスポートした場所に移動します。
プロセス テンプレートをカスタマイズするために作業項目の種類を変更する場合は、プロセス テンプレートをダウンロードした場所に移動します。
メモ : Windows Vista を実行している場合、アクセス権を持たないフォルダが存在する可能性があります。アクセス権のない場所に作業項目の種類をエクスポートしようとすると、レジストリ仮想化テクノロジが、自動的にエクスポートされたファイルをリダイレクトし、仮想ストアに保存します。詳細については、https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=92325 および https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=92323 を参照してください。このリダイレクトが行われないようにするには、アクセス権のある場所にファイルをエクスポートします。
改行コードに関する質問が表示されたら、[いいえ] をクリックします。
XML ファイルの <FIELDS> セクションを探します。このファイル内に、[Category] フィールドがあります。
次の XML で太字で示されている規則を追加することで、[Category] フィールドの既定値を設定します。
<FIELD name="Category" refname="MyCompany.MyProcess.Category" type="String" reportable="dimension"> <HELPTEXT>Describes the category to which this special task belongs.</HELPTEXT> <ALLOWEDVALUES> <LISTITEM value="Process Management" /> <LISTITEM value="Planning" /> <LISTITEM value="Execution" /> <LISTITEM value="Review" /> </ALLOWEDVALUES> <DEFAULT from="value" value="Execution" /> </FIELD>
ツール バーの [保存] をクリックして、XML ファイルへの変更を保存します。
変更した Special Task 作業項目の種類を Team Foundation Server にインポートします。これを行うには、Visual Studio コマンド プロンプトで次のように入力し、Enter キーを押します。
witimport /f "ファイル パス\specialtask.xml" /t "Team Foundation Server name" /p WITLab
メモ : ここでは、「チュートリアル : 作業項目の種類の基本的なカスタマイズ」の「チーム プロジェクトの作成」の手順で作成した WITLab プロジェクトへのアクセス権があることを前提としています。このプロジェクトのアクセス権を失っている場合は、このチュートリアルのこのコマンドと次の witimport コマンドで別のチーム プロジェクトの名前を使用してください。
これにより、specialtask 作業項目の種類が Team Foundation Server にインポートされます。インポート処理が完了すると、次のメッセージが表示されます。
Work item type import complete.
Visual Studio のチーム エクスプローラ ウィンドウで、[最新の情報に更新] をクリックしてサーバーから最新の更新をダウンロードします。
これらの更新には、インポートした変更内容が含まれています。すべてのノードが読み込まれるまで数秒待ちます。読み込み中のノードには、"処理中" と表示されます。
新しい Special Task 作業項目を作成します。これを行うには、[作業項目] ノードを右クリックし、[作業項目の追加] をポイントして、[Special Task] をクリックします。
この作業項目は、変更してインポートした作業項目の種類から作成されます。
これで、[Category] フィールドの値が、指定した値になります。
メモ : DEFAULT 規則は、対象フィールドが空の場合のみ、有効になります。DEFAULT 規則により、既存の値が上書きされることはありません。COPY 規則を使用すると、値をフィールドにコピーして既存の値を上書きできます。COPY 規則を示す XML については、「チュートリアル : 作業項目の種類の基本的なカスタマイズ」の「ワークフローの変更」の手順を参照してください。この例では、静的な値からではなく、現在のユーザーのアカウント名から値を動的にコピーする方法も示されています。
[閉じる] をクリックして、新しい [Special Task] を閉じます。作業項目を保存するかどうかを確認するメッセージが表示されたら、[いいえ] をクリックします。
依存選択リストの作成
必要条件 : 「既定値の設定」の手順を完了していること。
依存選択リストを作成するには
[Special Task] 作業項目の種類の定義を含んでいるファイルを開きます。これを行うには、Visual Studio で、[specialtask.xml] というラベルのタブをクリックします。
XML ファイルの <FIELDS> セクションを検索します。このセクション内に、[Category] フィールドがあります。
太字で示されている次の規則を追加することで、[Category] フィールドに許可される値が [Discipline] フィールドの値に依存するように設定します。
<FIELD name="Category" refname="MyCompany.MyProcess.Category" type="String" reportable="dimension"> <HELPTEXT>Describes the category to which this special task belongs.</HELPTEXT> <WHEN field="Microsoft.VSTS.Common.Discipline" value="Requirements"> <ALLOWEDVALUES> <LISTITEM value="Planning" /> <LISTITEM value="Review" /> </ALLOWEDVALUES> </WHEN> <WHENNOT field="Microsoft.VSTS.Common.Discipline" value="Requirements"> <ALLOWEDVALUES> <LISTITEM value="Process Management" /> <LISTITEM value="Planning" /> <LISTITEM value="Execution" /> <LISTITEM value="Review" /> </ALLOWEDVALUES> </WHENNOT> <DEFAULT from="value" value="Execution" /> </FIELD>
メモ : この例で使用されている WHEN 規則および WHENNOT 規則は、他の規則にも適用でき、それらの規則がいつ評価されるかを指定します。
この [Category] フィールドから、次の XML の太字で示されている DEFAULT 規則を削除します。これを削除できるのは、[Category] フィールドに許可される値が、[Discipline] フィールドに依存するようになったためです。
<FIELD name="Category" refname="MyCompany.MyProcess.Category" type="String" reportable="dimension"> <HELPTEXT>Describes the category to which this special task belongs.</HELPTEXT> <WHEN field="Microsoft.VSTS.Common.Discipline" value="Requirements"> <ALLOWEDVALUES> <LISTITEM value="Planning" /> <LISTITEM value="Review" /> </ALLOWEDVALUES> </WHEN> <WHENNOT field="Microsoft.VSTS.Common.Discipline" value="Requirements"> <ALLOWEDVALUES> <LISTITEM value="Process Management" /> <LISTITEM value="Planning" /> <LISTITEM value="Execution" /> <LISTITEM value="Review" /> </ALLOWEDVALUES> </WHENNOT> <DEFAULT from="value" value="Execution" /> </FIELD>
ツール バーの [保存] をクリックして、XML ファイルへの変更を保存します。
変更した Special Task 作業項目の種類を Team Foundation Server にインポートします。これを行うには、Visual Studio コマンド プロンプトで次のように入力し、Enter キーを押します。
witimport /f "ファイル パス\specialtask.xml" /t "Team Foundation Server name" /p WITLab
これにより、specialtask 作業項目の種類が Team Foundation Server にインポートされます。インポート操作が終了すると、次のメッセージが表示されます。
Work item type import complete.
Visual Studio のチーム エクスプローラ ウィンドウで、[最新の情報に更新] をクリックしてサーバーから最新の更新をダウンロードします。
これらの更新には、インポートした変更内容が含まれています。[作業項目] ノードが読み込まれるまで数秒待ちます。読み込み中のノードには、"処理中" と表示されます。
新しい Special Task 作業項目を作成します。これを行うには、[作業項目] ノードを右クリックし、[作業項目の追加] をポイントして、[Special Task] をクリックします。
この作業項目は、変更してインポートした作業項目の種類から作成されます。
[Category] フィールドを選択し、そのボックスの値を確認します。
[作業分野] フィールドの [必要条件] を選択し、[詳細] タブをクリックし、[Category] フィールドを選択して、ボックスの値がどのように変更されるかを確認します。
[閉じる] をクリックして、新しい [Special Task] を閉じます。作業項目を保存するかどうかを確認するメッセージが表示されたら、[いいえ] をクリックします。
文字列フィールドのパターン一致
必要条件 : 「依存選択リストの作成」の手順を完了していること。
文字列フィールドをパターンに一致させるには
[Special Task] 作業項目の種類の定義を含んでいるファイルを開きます。これを行うには、Visual Studio で、[specialtask.xml] というラベルのタブをクリックします。
<WORKITEMTYPE> セクションで、XML ファイルの <FIELDS> セクションを探します。
太字で示されている次の XML を追加し、このタスクが適用される製品のバージョンをトラッキングする [バージョン] フィールドを追加します。
<FIELDS> <FIELD name="Version" refname="MyCompany.MyProcess.Version" type="String"> <HELPTEXT>The version of the product to which this task is related.</HELPTEXT></FIELD>
太字で示されている次の XML を追加し、Version のすべての値が、"v" の文字で始まり、その後に 2 桁の値、ピリオド、2 桁の値、ピリオド、1 文字、そして任意の文字が続くようにします。
<FIELDS> <FIELD name="Version" refname="MyCompany.MyProcess.Version" type="String"> <HELPTEXT>The version of the product to which this task is related.</HELPTEXT> <MATCH pattern="vNN.NN.AX"/> </FIELD>
XML ファイルの <TabGroup> セクションを検索します。このセクション内の次の行により、コントロールが定義されます。太字で示されている次の XML を追加し、作業項目フォームに [バージョン] フィールドを表示します。
<Column PercentWidth="100"> <Control Type="FieldControl" FieldName="Microsoft.VSTS.Common.Issue" Label="Issue" LabelPosition="Left" /> <Control Type="FieldControl" FieldName="Microsoft.VSTS.Common.ExitCriteria" Label="Exit Criteria" LabelPosition="Left" /> <Control Type="FieldControl" FieldName="Microsoft.VSTS.Build.IntegrationBuild" Label="Integration Build" LabelPosition="Left" /> <Control Type="FieldControl" FieldName="Microsoft.VSTS.Scheduling.TaskHierarchy" Label="Task Context" LabelPosition="Left" ReadOnly="True" /> <Control Type="FieldControl" FieldName="MyCompany.MyProcess.Version" Label="Version" LabelPosition="Left" /> </Column>
ツール バーの [保存] をクリックして、XML ファイルへの変更を保存します。
変更した Special Task 作業項目の種類を Team Foundation Server にインポートします。これを行うには、Visual Studio コマンド プロンプトで次のように入力し、Enter キーを押します。
witimport /f "ファイル パス\specialtask.xml" /t "Team Foundation Server name" /p WITLab
これにより、specialtask 作業項目の種類が Team Foundation Server にインポートされます。インポート操作が終了すると、次のメッセージが表示されます。
Work item type import complete.
Visual Studio のチーム エクスプローラ ウィンドウで、[最新の情報に更新] をクリックしてサーバーから最新の更新をダウンロードします。
これらの更新には、インポートした変更内容が含まれています。[作業項目] ノードが読み込まれるまで数秒待ちます。読み込み中のノードには、"処理中" と表示されます。
新しい Special Task 作業項目を作成します。これを行うには、[作業項目] ノードを右クリックし、[作業項目の追加] をポイントして、[Special Task] をクリックします。
この作業項目は、変更してインポートした作業項目の種類から作成されます。
[詳細] タブをクリックします。異なる値を [バージョン] フィールドに入力し、どの値が許可されるかを確認します。無効な値が含まれているフィールドは、強調表示されます。
[閉じる] をクリックして、新しい [Special Task] を閉じます。作業項目を保存するかどうかを確認するメッセージが表示されたら、[いいえ] をクリックします。
[担当者] フィールドのカスタマイズ
必要条件 : 「文字列フィールドのパターン一致」の手順を完了していること。
[担当者] フィールドをカスタマイズするには
新しい [Special Task] 作業項目を作成します。これを行うには、[作業項目] ノードを右クリックし、[作業項目の追加] をポイントして、[Special Task] をクリックします。
[担当者] ボックスの下向きの矢印をクリックします。
許可される値の一覧には、Team Foundation Server に登録されている全ユーザーが含まれています。
[閉じる] をクリックして、新しい [Special Task] を閉じます。作業項目を保存するかどうかを確認するメッセージが表示されたら、[いいえ] をクリックします。
[Special Task] 作業項目の種類の定義を含んでいるファイルを開きます。これを行うには、Visual Studio で、[specialtask.xml] というラベルのタブをクリックします。
[担当者] フィールドを説明する XML ファイルの次のセクションを検索します。VALIDUSER 規則により、Team Foundation Server に登録されているすべてのユーザーがフィールド値として使用できるようになります。
<FIELDS> <FIELD name="Assigned To" refname="System.AssignedTo" type="String" reportable="dimension"> <HELPTEXT>The person assigned to do the work</HELPTEXT> <VALIDUSER /> </FIELD>
次の XML に太字で示されている VALIDUSER 規則を削除します。
<FIELDS> <FIELD name="Assigned To" refname="System.AssignedTo" type="String" reportable="dimension"> <HELPTEXT>The person assigned to do the work</HELPTEXT> <VALIDUSER /> </FIELD>
太字で示されている次の XML を追加します。この XML により、[担当者] フィールドの値が、チーム プロジェクトの Contributors グループのメンバと、トリアージのための特別なタスクを示す特別な値に制限されます。
<FIELDS> <FIELD name="Assigned To" refname="System.AssignedTo" type="String" reportable="dimension"> <HELPTEXT>The person assigned to do the work</HELPTEXT> <ALLOWEDVALUES expanditems="true"> <LISTITEM value="[Project]\Contributors" /> <LISTITEM value="Triage" /> </ALLOWEDVALUES> </FIELD>
メモ : [担当者] で許可される値の一覧の全メンバを表示せずに、Contributors グループのみを表示するには、<ALLOWEDVALUES> 要素の expanditems 属性を "false" に設定します。
ツール バーの [保存] をクリックして、XML ファイルへの変更を保存します。
変更した Special Task 作業項目の種類を Team Foundation Server にインポートします。これを行うには、Visual Studio コマンド プロンプトで次のように入力し、Enter キーを押します。
witimport /f "ファイル パス\specialtask.xml" /t "Team Foundation Server name" /p WITLab
これにより、specialtask 作業項目の種類が Team Foundation Server にインポートされます。インポート操作が終了すると、次のメッセージが表示されます。
Work item type import complete.
Visual Studio の チーム エクスプローラ ウィンドウで、[最新の情報に更新] をクリックしてサーバーから最新の更新をダウンロードします。
これらの更新には、インポートした変更内容が含まれています。[作業項目] ノードが読み込まれるまで数秒待ちます。読み込み中のノードには、"処理中" と表示されます。
新しい Special Task 作業項目を作成します。これを行うには、[作業項目] ノードを右クリックし、[作業項目の追加] をポイントして、[Special Task] をクリックします。
この作業項目は、変更してインポートした作業項目の種類から作成されます。
[担当者] ボックスを選択します。許可される値のリストが変更され、指定したユーザーおよび値のグループが追加されます。
[閉じる] をクリックして、新しい [Special Task] を閉じます。作業項目を保存するかどうかを確認するメッセージが表示されたら、[いいえ] をクリックします。
グループに基づく規則の定義
必要条件 : 「[担当者] フィールドのカスタマイズ」の手順を完了していること。
グループに基づいて規則を定義するには
[Special Task] 作業項目の種類の定義を含んでいるファイルを開きます。これを行うには、Visual Studio で、[specialtask.xml] というラベルのタブをクリックします。
XML ファイルの <WORKFLOW> セクションを検索します。このセクション内の次の行により、状態がアクティブであることが示されます。
<STATE value="Active"> <FIELDS> <FIELD refname="Microsoft.VSTS.Common.ClosedDate"> <EMPTY /> </FIELD> <FIELD refname="Microsoft.VSTS.Common.ClosedBy"> <EMPTY /> </FIELD> </FIELDS> </STATE>
次の XML を追加し、[担当者] フィールドを、アクティブな状態の特別なタスクを編集するプロジェクト管理者に対して必須フィールドにします。
<STATE value="Active"> <FIELDS> <FIELD refname="System.AssignedTo"> <REQUIRED for="[Project]\Project Administrators" not="[Global]\Team Foundation Administrators" /> </FIELD> <FIELD refname="Microsoft.VSTS.Common.ClosedDate"> <EMPTY /> </FIELD> <FIELD refname="Microsoft.VSTS.Common.ClosedBy"> <EMPTY /> </FIELD> </FIELDS> </STATE>
メモ : for 属性と not 属性は、他の多数の規則に適用できます。
ツール バーの [保存] をクリックして、XML ファイルへの変更を保存します。
変更した Special Task 作業項目の種類を Team Foundation Server にインポートします。これを行うには、Visual Studio コマンド プロンプトで次のように入力し、Enter キーを押します。
witimport /f "ファイル パス\specialtask.xml" /t "Team Foundation Server name" /p WITLab
これにより、specialtask 作業項目の種類が Team Foundation Server にインポートされます。インポート操作が終了すると、次のメッセージが表示されます。
Work item type import complete.
Visual Studio のチーム エクスプローラ ウィンドウで、[最新の情報に更新] をクリックしてサーバーから最新の更新をダウンロードします。
これらの更新には、インポートした変更内容が含まれています。すべてのノードが読み込まれるまで数秒待ちます。読み込み中のノードには、"処理中" と表示されます。
新しい Special Task 作業項目を作成します。これを行うには、[作業項目] ノードを右クリックし、[作業項目の追加] をポイントして、[Special Task] をクリックします。
この作業項目は、変更してインポートした作業項目の種類から作成されます。
[タイトル] フィールドに入力し、[保存] をクリックして作業項目を保存します。
[担当者] フィールドに無効な値が含まれていることを示すエラーが表示されます。
[担当者] フィールドを選択し、その内容を削除して、[保存] をクリックします。
[状態] フィールドを [アクティブ] に設定します。
これで、プロジェクト管理者グループのメンバになったので、[担当者] フィールドが強調表示されます。
[閉じる] をクリックして、新しい [Special Task] を閉じます。作業項目を保存するかどうかを確認するメッセージが表示されたら、[いいえ] をクリックします。
グローバル リストの使用
必要条件 : 「グループへの規則のスコープの設定」の手順を完了していること。
グローバル リストを使用するには
Visual Studio で、[ファイル] をクリックし、[新しいファイル] をクリックします。
カテゴリ ペインで、[全般] をクリックします。
テンプレート ペインで、[XML ファイル] をクリックし、[開く] をクリックします。
この新しいファイルに、太字で示されている次の XML を追加します。この XML により、組織に関連する規範のグローバル リストが定義されます。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <gl:GLOBALLISTS xmlns:gl="https://schemas.microsoft.com/VisualStudio/2008/workitemtracking/globallists"> <GLOBALLIST name="Disciplines"> <LISTITEM value="Architecture" /> <LISTITEM value="Requirements" /> <LISTITEM value="Development" /> <LISTITEM value="Release Management" /> <LISTITEM value="Project Management" /> <LISTITEM value="Test" /> </GLOBALLIST></gl:GLOBALLISTS>
ツール バーの [保存] をクリックして、XML ファイルへの変更を保存します。
[名前を付けてファイルを保存] ダイアログ ボックスが表示されます。
ファイルを保存する場所を選択し、[ファイル名] フィールドに「disciplines.xml」と入力して、[保存] をクリックします。
次のコマンドを入力して Enter キーを押し、このグローバル リストを Team Foundation Server にインポートします。
glimport /f "ファイル パス\disciplines.xml" /t "Team Foundation Server name"
メモ : グローバル リストは Team Foundation Server に対してグローバルに影響を与えるため、glimport コマンドを実行するときは、チーム プロジェクトは指定しません。
コマンド プロンプトで次のように入力して Enter キーを押し、グローバル リストを Team Foundation Server で表示します。
glexport /t "Team Foundation Server name"
新しく追加されたリストが表示されます。
Visual Studio で、Special Task 作業項目の種類の定義を含むファイルを開きます。これを行うには、specialtask.xml というラベルのタブをクリックします。
[作業分野] フィールドを定義する XML ファイルの次のセクションを検索します。
<FIELD name="Discipline" refname="Microsoft.VSTS.Common.Discipline" type="String" reportable="dimension"> <HELPTEXT>The discipline to which the task belongs</HELPTEXT> <ALLOWEDVALUES expanditems="true"> <LISTITEM value="Development" /> <LISTITEM value="Test" /> <LISTITEM value="Project Management" /> <LISTITEM value="Requirements" /> <LISTITEM value="Architecture" /> <LISTITEM value="Release Management" /> </ALLOWEDVALUES> </FIELD>
太字で示されている次の XML を削除することで、許可される値の一覧を削除します。
<FIELD name="Discipline" refname="Microsoft.VSTS.Common.Discipline" type="String"> <HELPTEXT>The discipline to which the task belongs</HELPTEXT> <ALLOWEDVALUES expanditems="true"> <LISTITEM value="Development" /> <LISTITEM value="Test" /> <LISTITEM value="Project Management" /> <LISTITEM value="Requirements" /> <LISTITEM value="Architecture" /> <LISTITEM value="Release Management" /> </ALLOWEDVALUES> </FIELD>
次の XML をファイルに追加することで、[作業分野] フィールドに許可される値を、前に定義したグローバル リストに設定します。
<FIELD name="Discipline" refname="Microsoft.VSTS.Common.Discipline" type="String"> <HELPTEXT>The discipline to which the task belongs</HELPTEXT> <ALLOWEDVALUES> <GLOBALLIST name="Disciplines" /> </ALLOWEDVALUES> </FIELD>
ツール バーの [保存] をクリックして、XML ファイルへの変更を保存します。
変更した Special Task 作業項目の種類を Team Foundation Server にインポートします。これを行うには、Visual Studio コマンド プロンプトで次のように入力し、Enter キーを押します。
witimport /f "ファイル パス\specialtask.xml" /t "Team Foundation Server name" /p WITLab
これにより、specialtask 作業項目の種類が Team Foundation Server にインポートされます。インポート操作が終了すると、次のメッセージが表示されます。
Work item type import complete.
Visual Studio のチーム エクスプローラ ウィンドウで、[最新の情報に更新] をクリックしてサーバーから最新の更新をダウンロードします。
これらの更新には、インポートした変更内容が含まれています。すべてのノードが読み込まれるまで数秒待ちます。読み込み中のノードには、"処理中" と表示されます。
新しい Special Task 作業項目を作成します。これを行うには、[作業項目] ノードを右クリックし、[作業項目の追加] をポイントして、[Special Task] をクリックします。
この作業項目は、変更してインポートした作業項目の種類から作成されます。
新しい作業項目フォームの [作業分野] ボックスを選択します。
許可される値が、[作業分野] グローバル リストから入力されます。
[閉じる] をクリックして、新しい [Special Task] を閉じます。作業項目を保存するかどうかを確認するメッセージが表示されたら、[いいえ] をクリックします。
作業項目の種類の定義ファイル specialtask.xml を編集および再インポートせずに、Discipline フィールドに値を追加します。これを行うには、最初に Visual Studio で [disciplines.xml] タブをクリックし、太字で示されている次の新しい値を追加します。
<GLOBALLIST name="Disciplines"> <LISTITEM value="Architecture" /> <LISTITEM value="Requirements" /> <LISTITEM value="Development" /> <LISTITEM value="Release Management" /> <LISTITEM value="Project Management" /> <LISTITEM value="Test" /> <LISTITEM value="Marketing and Sales" /> <LISTITEM value="General Management" /> <LISTITEM value="Other" /> </GLOBALLIST>
ツール バーの [保存] をクリックして、XML ファイルへの変更を保存します。
コマンド プロンプトで次のように入力して Enter キーを押し、このグローバル リストを Team Foundation Server にインポートします。
glimport /f "ファイル パス\disciplines.xml" /t "Team Foundation Server name"
Visual Studio のチーム エクスプローラ ウィンドウで、[最新の情報に更新] をクリックしてサーバーから最新の更新をダウンロードします。
これらの更新には、インポートした変更内容が含まれています。すべてのノードが読み込まれるまで数秒待ちます。読み込み中のノードには、"処理中" と表示されます。
新しい Special Task 作業項目を作成します。これを行うには、[作業項目] ノードを右クリックし、[作業項目の追加] をポイントして、[Special Task] をクリックします。
この作業項目は、変更してインポートした作業項目の種類から作成されます。
[作業分野] ボックスを選択します。
グローバル リストの新しい値が、ボックス内の選択肢として表示されます。
メモ : 複数の作業項目の種類間またはチーム プロジェクト間で共有されている、許可される値のグローバル リストを参照できます。このため、グローバル リストを 1 度更新するだけで、このリストを参照するすべての作業項目の種類に許可される値を自動的に更新できます。
[閉じる] をクリックして、新しい [Special Task] を閉じます。作業項目を保存するかどうかを確認するメッセージが表示されたら、[いいえ] をクリックします。
フィールド ラベルのカスタマイズ
必要条件 : 「グローバル リストの使用」の手順を完了していること。
フィールド ラベルをカスタマイズするには
[Special Task] 作業項目の種類の定義を含んでいるファイルを開きます。これを行うには、Visual Studio で、[specialtask.xml] というラベルのタブをクリックします。
<FORM> セクションと <Layout> セクションで、[タイトル] フィールドの定義を探します。
<Column PercentWidth="70"> <Control Type="FieldControl" FieldName="System.Title" Label="Title" LabelPosition="Left" /> </Column>
このフィールドのラベルを変更し、この特定のチーム プロジェクトに取り組んでいるポルトガル支店が、作業項目フォームの操作時に [タイトル] フィールドの名前を読み取ることができるようにします。次に太字で示すように、"Title" を表すポルトガル語をかっこで囲んでフィールド ラベルに追加することで、XML を変更します。
<Column PercentWidth="70"> <Control Type="FieldControl" FieldName="System.Title" Label="Title (Título):" LabelPosition="Left" /> </Column>
ツール バーの [保存] をクリックして、XML ファイルへの変更を保存します。
変更した Special Task 作業項目の種類を Team Foundation Server にインポートします。これを行うには、Visual Studio コマンド プロンプトで次のように入力し、Enter キーを押します。
witimport /f "ファイル パス\specialtask.xml" /t "Team Foundation Server name" /p WITLab
これにより、specialtask 作業項目の種類が Team Foundation Server にインポートされます。インポート操作が終了すると、次のメッセージが表示されます。
Work item type import complete.
Visual Studio のチーム エクスプローラ ウィンドウで、[最新の情報に更新] をクリックしてサーバーから最新の更新をダウンロードします。
これらの更新には、インポートした変更内容が含まれています。すべてのノードが読み込まれるまで数秒待ちます。読み込み中のノードには、"処理中" と表示されます。
新しい [Special Task] 作業項目を作成します。これを行うには、[作業項目] ノードを右クリックし、[作業項目の追加] をポイントして、[Special Task] をクリックします。
この作業項目は、変更してインポートした作業項目の種類から作成されます。
[タイトル] フィールドに、かっこで囲まれた新しいポルトガル語のラベルが表示されます。
[閉じる] をクリックして、新しい [Special Task] を閉じます。作業項目を保存するかどうかを確認するメッセージが表示されたら、[いいえ] をクリックします。
[作業項目] ノードを再度右クリックし、[クエリの追加] をクリックして新しいクエリを作成します。
[句を追加するにはここをクリックします] のラベルが付いた領域をクリックして、新しい行を追加します。
空白の [フィールド] セルを選択します。
このセルに「Title」と入力します。
Enter キーを押します。
[タイトル] フィールドが表示されますが、クエリ グリッドおよび結果リストの列にはポルトガル語のラベルは表示されません。
メモ : ラベルのカスタマイズは、前述の手順に示したように、他のチーム プロジェクトや結果リストの列のラベル、およびクエリ グリッドに影響を与えないため、特定のチーム プロジェクトの作業項目フォームのみを個別に変更する場合に便利です。これらのラベルは、Team Foundation Server で共有され、フィールドの名前から派生されます。サーバー全体でフィールド名を変更する方法については、「作業項目の種類のフィールドの管理」チュートリアルの「フィールド名の変更」タスクを参照してください。
[閉じる] をクリックし、新しいクエリを閉じます。クエリを保存するかどうかを確認するメッセージが表示されたら、[いいえ] をクリックします。
次の手順
作業項目の種類に追加のカスタマイズを行う詳細な手順については、「チュートリアル : 作業項目の種類のフィールドの管理」を参照してください。