開発言語の選択
更新 : 2007 年 11 月
スマート デバイスで配置するアプリケーション、コントロール、またはライブラリを開発するとき、使用できるプログラム言語は、Visual C#、Visual Basic、および Visual C++ の 3 つです。
Visual C#
C# は最新のオブジェクト指向言語です。ガベージ コレクション機能があり、.NET Compact Framework クラスがサポートされているため、信頼性の高い安全なモバイル アプリケーションを開発するときに最適な言語です。Visual C# for Smart Devices には、グラフィカル ユーザー インターフェイス (GUI) を簡単に作成できる数多くのコントロールが含まれ、Compact Framework クラスでは、GDI+、XML、および Web サービスなどの機能がサポートされます。Visual C# では、.NET Compact Framework でサポートされていない状況でも、ネイティブの Windows CE 関数を呼び出すことができます。
Visual C# を使用して開発する方法とネイティブ Windows CE 関数にアクセスする方法の詳細については、以下を参照してください。
Visual Basic
スマート デバイス用の Visual Basic には、Visual Basic が完全実装され、以前の開発ツールである eMbedded Visual Basic よりも大幅に機能強化されています。Visual Basic では、デスクトップ アプリケーションのモバイル デバイスへの移植タスクが単純化され、リッチ クライアント アプリケーションを簡単に作成できるようになりました。Visual C# と同様に、Visual Basic は .NET Compact Framework を使用します。Visual Basic の開発経験があれば、既存アプリケーションの移植や新しいアプリケーションの作成を簡単に行うことができます。また C# と同様に、Visual Basic ではネイティブ Windows CE 関数にアクセスできます。
Visual Basic で開発する方法の詳細については、以下を参照してください。
Visual C++
スマート デバイスで Visual C++ が開発言語として優先されるのは、パフォーマンスが重要な場合や、システム レベルのアプリケーション、デバイス ドライバ、[今日] 画面のプラグイン、または [ホーム] 画面のプラグインを開発する場合です。Visual C++ では .NET Compact Framework はサポートされませんが、Win32 API セットのサブセットとして機能します。マネージ C# コードまたは Visual Basic コードで記述されたアプリケーションから、相互運用機能を利用して、DLL の C++ コードにアクセスできます。
Visual C++ で開発する方法の詳細については、以下を参照してください。