サンプリング データ値について
更新 : 2007 年 11 月
Visual Studio Team System Developer Edition プロファイリング ツール のサンプリング プロファイリング方式は、コンピュータ プロセッサを一定の間隔で中断し、関数の呼び出し履歴を収集します。呼び出し履歴は、プロセッサ上で実行されている関数に関する情報を格納する動的な構造です。
プロファイラ分析は、プロセッサが対象のプロセスでコードを実行しているかどうかを判断します。プロセッサが対象のプロセスでコードを実行していなかった場合、サンプルは廃棄されます。
プロセッサが対象のコードを実行していた場合、プロファイラは呼び出し履歴の各関数のサンプル カウントをインクリメントします。サンプルが取られる時点では、呼び出し履歴の 1 つの関数だけがコードを実行しています。履歴の他の関数は関数呼び出し階層内の親で、子が戻るのを待っています。
サンプル イベントの場合、プロファイラは現在命令を実行している関数の排他サンプル カウントをインクリメントします。排他サンプルは関数の合計 (包括) サンプルの一部でもあるので、現在アクティブの関数の包括サンプル カウントもインクリメントされます。
プロファイラは、呼び出し履歴にある他のすべての関数の包括サンプル カウントをインクリメントします。
包括サンプル
対象の関数の実行中に収集されるサンプルの総数。
これには、関数コードの直接実行中に収集されるサンプルと、対象の関数から呼び出される子関数の実行中に収集されるサンプルが含まれます。
排他サンプル
対象の関数の命令の直接実行中に収集されるサンプルの数。
排他サンプルには、対象の関数から呼び出される関数の実行中に収集されるサンプルは含まれません。
包括パーセント
プロファイリング実行の包括サンプルの総数に対する、関数またはデータ範囲の包括サンプルの割合。
排他パーセント
プロファイリング実行の排他サンプルの総数に対する、関数またはデータ範囲の排他サンプルの割合。