作業項目コンバータ構成ファイル

[アーティクル]
09/11/2008

更新 : 2007 年 11 月

作業項目構成ファイルは、ClearQuest コンバータを設定するための XML ファイルです。このトピックでは最初にこのファイルの各セクションについて説明し、次に独自の構成ファイルの作成に使用できるサンプル構成ファイルを紹介します。

構成ファイルのセクション

作業項目コンバータ構成 XML ファイルには、ClearQuest から Team Foundation への作業項目の移行方法を指定する複数のセクションが含まれます。このトピックでは、これらのセクションについて詳細に説明します。

<ClearQuest>

ClearQuest セクションには、移行する ClearQuest データベースに関する情報が含まれます。

ConnectionName ClearQuest 接続名。
UserDatabase ClearQuest ユーザーデータベース名
QueryName ClearQuest に保存されているクエリの名前。
UserID ClearQuest ユーザー ID。"admin" ユーザー ID を使用する必要があります。このユーザーはすべての作業項目の種類を作成できる権限を所有するユーザーです。

<VSTS>

VSTS セクションには、Team Foundation 作業項目トラッキングサーバーおよび移行先のチームプロジェクトに関する情報が含まれます。

URI Team Foundation Server の表示名または完全な URI。たとえば、"MyAtServer" または "http://MyAtServer:8080"。
ProjectName Team Foundation 作業項目トラッキングチームプロジェクト名。

その他の構成設定

この XML ファイルの他のセクションでは制御に関する設定を行います。

ExitOnError このセクションには true 値または false 値を設定します。True を選択すると、エラーが発生した場合は終了します。つまり、一部の作業項目の移行でエラーが検出された場合、ClearQuest コンバータは停止します。

メモ :
この設定は致命的でないエラーにのみ適用されます。ClearQuest コンバータが ClearQuest に接続できなくなるような致命的なエラーでは、この設定が False の場合でも、コンバータは常に終了します。

OutputDirectory 生成されたファイルの保存先のディレクトリを指定します。出力ディレクトリを指定しないと、コンバータは、生成される出力ファイル用のベースエンティティの名前を持つディレクトリを作成します。ディレクトリが既に存在している場合、コンバータはそのディレクトリ内のファイルを上書きします。

作業項目コンバータ構成ファイルのサンプル

以下は作業項目コンバータ構成ファイルのサンプルです。この構成ファイルでは、All Defects Query を使用する CQRep 接続上の ClearQuest TEST データベースが Team Foundation の JoseLugoProjectX チームプロジェクトに移行されます。また、このファイルでは、エラーが発生した場合のコンバータの停止が指定されており、さらにコンバータが生成する出力ファイル用のディレクトリが指定されています。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<WorkItemConverter>
  <Source id="ClearQuest">
    <ClearQuest>
      <ConnectionName>CQRep</ConnectionName> 
      <UserDatabase>TEST</UserDatabase> 
      <QueryName>Public Queries/All Defects</QueryName> 
      <UserID>admin</UserID>
    </ClearQuest>
  </Source>
  <VSTS>
    <URI>JoseLugo</URI>
    <ProjectName>JoseLugoProjectX</ProjectName> 
  </VSTS>
  <ExitOnError>true</ExitOnError>
  <OutputDirectory>DefectSchema</OutputDirectory>
</WorkItemConverter>