方法 : ビルド定義でテストを構成する
更新 : 2007 年 11 月
ここでは、Team Foundation ビルドのテスト機能を使用するために、ビルド定義とプロジェクトを変更する方法について説明します。ここでは、次の種類のテストについて説明します。
ASP.NET 単体テスト
Web サービス単体テスト
Web テスト
ロード テスト
順序指定テスト
汎用テスト
ビルド時にテストを実行するには、ビルド コンピュータに Visual Studio Team System Test Edition がインストールされている必要があります。Visual Studio Team System Test Edition がインストールされていることを確認するには、[Microsoft Visual Studio のバージョン情報] ダイアログ ボックスの [インストールされている製品] 一覧から該当する製品を探します。
重要 : |
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Team Foundation Server 2008 の Service Pack 1 では、2 つの異なるビルド定義のテスト結果を重複するビルド番号で発行できます。Team Foundation Server 2008 の Service Pack 1 より前では、2 つのビルド定義によるテスト結果は、同じビルド番号で発行され、エラーの原因になっていました。 |
テストを構成するには、以下の手順の 1 つまたは複数を実行します。
Web プロジェクト ビルドの要件
ASP.NET 単体テスト
Web サービス単体テスト
Web テスト
ロード テスト
順序指定テスト
汎用テスト
必要なアクセス許可
これらの手順を実行するには、[Team Foundation 管理者] のセキュリティ アクセス許可が [許可] に設定されている必要があります。詳細については、「Team Foundation Server のアクセス許可」を参照してください。
Web プロジェクト ビルドの要件
Team Foundation ビルドを使用して Web プロジェクトをビルドするには、それを更新できるように構成する必要があります。
更新できるように Web プロジェクトを構成するには
ソリューション エクスプローラで Web プロジェクトを選択します。
[表示] メニューの [プロパティ ページ] をクリックします。
左のペインで、[MSBuild オプション] をクリックします。
[このプリコンパイルされたサイトを更新可能にする] をオンにします。
メモ : 既定では、このチェック ボックスは既にオンになっています。
ASP.NET 単体テスト
次の方法で、ASP.NET プロジェクトをテストできます。
IIS などのローカル サーバー上またはリモート Web サーバー上。
ASP.NET 開発サーバー上。詳細については、「Visual Web Developer における Web サーバー」を参照してください。
IIS の ASP.NET プロジェクトをテストするには
ASP.NET プロジェクトを作成します。
.sln ファイルをメモ帳などのテキスト エディタで開きます。
メモ : 既定では、ASP.NET プロジェクトの .sln ファイルは My Documents\Visual Studio 2008\projects\WebSiteName にあります。
Debug.AspNetCompiler.PhysicalPath および Release.AspNetCompiler.PhysicalPath の値を「..\SolutionName\WebProjectName」に設定します。
プロジェクトの単体テストを作成します。
詳細については、「ASP.NET 単体テストの概要」を参照してください。
Web プロジェクトおよびテスト プロジェクトにチェックインします。
新しいビルド定義を作成し、ビルド中に実行するテストを選択します。
詳細については、「方法 : ビルド定義を作成する」を参照してください。
メモ : MSBuild プロジェクト ファイルの作成ウィザードの [ビルドする構成の選択] の手順で、Web プロジェクトの [プラットフォーム] に「Mixed Platform」と入力し、ビルドして正しく実行されることをテストします。MSBuild プロジェクト ファイルの作成ウィザードは、[ビルド定義] ダイアログ ボックスで新しいプロジェクト ファイルを作成するように選択すると、起動されます。詳細については、「方法 : ビルド定義を作成する」を参照してください。
ビルド エージェントに手動で Web サイトを発行します。
ビルド定義を実行します。
ASP.NET 開発サーバー上で ASP.NET プロジェクトをテストするには
ASP.NET プロジェクトを作成します。
.sln ファイルをメモ帳などのテキスト エディタで開きます。
メモ : 既定では、ASP.NET プロジェクトの .sln ファイルは My Documents\Visual Studio 2008\projects\WebSiteName にあります。
Debug.AspNetCompiler.PhysicalPath および Release.AspNetCompiler.PhysicalPath の値を「..\SolutionName\WebProjectName」に設定します。
プロジェクトの単体テストを作成します。
詳細については、「ASP.NET 単体テストの概要」を参照してください。
テスト メソッドの AspNetDevelopmentServerHost 属性のパスを %PathToWebRoot% に変更します。
Web プロジェクトおよびテスト プロジェクトにチェックインします。
新しいビルド定義を作成し、ビルド中に実行するテストを選択します。
詳細については、「方法 : ビルド定義を作成する」を参照してください。
メモ : MSBuild プロジェクト ファイルの作成ウィザードの [ビルドする構成の選択] の手順で、Web プロジェクトの [プラットフォーム] に「Mixed Platform」と入力し、ビルドして正しく実行されることをテストします。MSBuild プロジェクト ファイルの作成ウィザードは、[ビルド定義] ダイアログ ボックスで新しいプロジェクト ファイルを作成するように選択すると、起動されます。詳細については、「方法 : ビルド定義を作成する」を参照してください。
ビルド定義を実行します。
Web サービス単体テスト
Web サービスは、次の方法でテストできます。
IIS などのローカル サーバー上またはリモート Web サーバー上。
ASP.NET 開発サーバー上。詳細については、「Visual Web Developer における Web サーバー」を参照してください。
IIS の Web サービスをテストするには
Web サービス プロジェクトを作成します。
詳細については、「チュートリアル : Visual Basic または Visual C# を使った Web サービスの作成」を参照してください。
.sln ファイルをメモ帳などのテキスト エディタで開きます。
メモ : 既定では、ASP.NET プロジェクトの .sln ファイルは My Documents\Visual Studio 2008\projects\WebSiteName にあります。
Debug.AspNetCompiler.PhysicalPath および Release.AspNetCompiler.PhysicalPath の値を「..\SolutionName\WebProjectName」に設定します。
プロジェクトの単体テストを作成します。
詳細については、「ASP.NET 単体テストの概要」を参照してください。
次のコードをテスト メソッドに追加します。ここで、WebServiceObject は Web サービス オブジェクトを表し、Location は Web サービスの場所を表します。
WebServiceObject.URL = "Location";
Web プロジェクトおよびテスト プロジェクトにチェックインします。
新しいビルド定義を作成し、ビルド中に実行するテストを選択します。
詳細については、「方法 : ビルド定義を作成する」を参照してください。
メモ : MSBuild プロジェクト ファイルの作成ウィザードの [ビルドする構成の選択] の手順で、Web プロジェクトの [プラットフォーム] に「Mixed Platform」と入力し、ビルドして正しく実行されることをテストします。MSBuild プロジェクト ファイルの作成ウィザードは、[ビルド定義] ダイアログ ボックスで新しいプロジェクト ファイルを作成するように選択すると、起動されます。詳細については、「方法 : ビルド定義を作成する」を参照してください。
ビルド定義を実行します。
ASP.NET 開発サーバー上で Web サービスをテストするには
Web サービス プロジェクトを作成します。
詳細については、「チュートリアル : Visual Basic または Visual C# を使った Web サービスの作成」を参照してください。
.sln ファイルをメモ帳などのテキスト エディタで開きます。
メモ : 既定では、ASP.NET プロジェクトの .sln ファイルは My Documents\Visual Studio 2008\projects\WebSiteName にあります。
Debug.AspNetCompiler.PhysicalPath および Release.AspNetCompiler.PhysicalPath の値を「..\SolutionName\WebProjectName」に設定します。
プロジェクトの単体テストを作成します。
詳細については、「方法 : 単体テストを生成する」を参照してください。
テスト クラスに Microsoft.VisualStudio.QualityTools.UnitTesting.Web 名前空間を含めます。
単体テストに AspNetDevelopmentServerAttribute 属性を追加します。
詳細については、「Web サービスのテスト」を参照してください。
TryUrlRedirection メソッドの呼び出しを追加します。
詳細については、「Web サービスのテスト」の「TryUrlRedirection メソッドの使用」のセクションを参照してください。
Web サービスおよびテスト プロジェクトにチェックインします。
新しいビルド定義を作成し、ビルド中に実行するテストを選択します。
詳細については、「方法 : ビルド定義を作成する」を参照してください。
メモ : MSBuild プロジェクト ファイルの作成ウィザードの [ビルドする構成の選択] の手順で、Web プロジェクトの [プラットフォーム] に「Mixed Platform」と入力し、ビルドして正しく実行されることをテストします。MSBuild プロジェクト ファイルの作成ウィザードは、[ビルド定義] ダイアログ ボックスで新しいプロジェクト ファイルを作成するように選択すると、起動されます。詳細については、「方法 : ビルド定義を作成する」を参照してください。
ビルド エージェントに手動で Web サイトを発行します。
ビルド定義を実行します。
Web テスト
Team Foundation ビルドで Web テストを実行するには、ビルド コンピュータの管理者アカウントで Visual Studio Team Foundation ビルド サービスを実行する必要があります。Team Foundation ビルドをインストールする方法の詳細については、「方法 : Team Foundation ビルドをセットアップおよびインストールする」を参照してください。
Web テストは、次の方法で実行できます。
IIS などのローカル サーバー上またはリモート Web サーバー上。
ASP.NET 開発サーバー上。詳細については、「Visual Web Developer における Web サーバー」を参照してください。
Web テストの詳細については、「Web テストの操作」を参照してください。
IIS で Web テストを実行するには
Web プロジェクトを作成します。
.sln ファイルをメモ帳などのテキスト エディタで開きます。
メモ : 既定では、ASP.NET プロジェクトの .sln ファイルは My Documents\Visual Studio 2008\projects\WebSiteName にあります。
新しい Web テストを作成します。
Web プロジェクトおよびテスト プロジェクトにチェックインします。
新しいビルド定義を作成し、ビルド中に実行するテストを選択します。
詳細については、「方法 : ビルド定義を作成する」を参照してください。
メモ : MSBuild プロジェクト ファイルの作成ウィザードの [ビルドする構成の選択] の手順で、Web プロジェクトの [プラットフォーム] に「Mixed Platform」と入力し、ビルドして正しく実行されることをテストします。MSBuild プロジェクト ファイルの作成ウィザードは、[ビルド定義] ダイアログ ボックスで新しいプロジェクト ファイルを作成するように選択すると、起動されます。詳細については、「方法 : ビルド定義を作成する」を参照してください。
ビルド エージェントに手動で Web サイトを発行します。
ビルド定義を実行します。
ASP.NET 開発サーバー上で Web テストを実行するには
Web プロジェクトを作成します。
.sln ファイルをメモ帳などのテキスト エディタで開きます。
メモ : 既定では、ASP.NET プロジェクトの .sln ファイルは My Documents\Visual Studio 2008\projects\WebSiteName にあります。
Debug.AspNetCompiler.PhysicalPath および Release.AspNetCompiler.PhysicalPath の値を「..\SolutionName\WebProjectName」に設定します。
Web テストを作成します。
詳細については、「Web テストの作成」を参照してください。
ソリューション エクスプローラで、.webtest ファイルを右クリックし、[開く] をクリックします。
[Web サーバーのパラメータ化] をクリックします。
パラメータ化する Web サーバーを選択し、[変更] をクリックします。
[ASP.NET 開発サーバーを使用] を選択します。
[Web サイトへのパス] に、「%PathToWebRoot%\WebSiteProjectName」と入力します。
[Web アプリケーション ルート] に、Web アプリケーション ルートを入力します。
[OK] をクリックし、もう一度 [OK] をクリックします。
Web サービスおよびテスト プロジェクトにチェックインします。
新しいビルド定義を作成し、ビルド中に実行するテストを選択します。
詳細については、「方法 : ビルド定義を作成する」を参照してください。
メモ : MSBuild プロジェクト ファイルの作成ウィザードの [ビルドする構成の選択] の手順で、Web プロジェクトの [プラットフォーム] に「Mixed Platform」と入力し、ビルドして正しく実行されることをテストします。MSBuild プロジェクト ファイルの作成ウィザードは、[ビルド定義] ダイアログ ボックスで新しいプロジェクト ファイルを作成するように選択すると、起動されます。詳細については、「方法 : ビルド定義を作成する」を参照してください。
ビルド定義を実行します。
ロード テスト
ロード テストの詳細については、「ロード テストの操作」を参照してください。
Team Foundation ビルドで使用するロード テストを構成するには
ロード テストを作成します。
詳細については、「ロード テストの作成」を参照してください。
ビルド エージェントに SQL Server Express がインストールされ、Visual Studio Team Foundation ビルド サービスが SQL Server Express に対する書き込みのアクセス許可を持っていることを確認します。
新しいビルド定義を作成し、ビルド中に実行するテストを選択します。
詳細については、「方法 : ビルド定義を作成する」を参照してください。
ビルド定義を実行します。
メモ : ロード テスト リポジトリが SQL Server Express セットアップ上にある場合、ロード テストのテスト結果を表示するには、いくつかの構成設定の変更が必要になることがあります。この場合、ビルド コンピュータで SQL Server Express のリモート接続を有効にします。
順序指定テスト
順序指定テストの詳細については、「順序指定テストの操作」を参照してください。
Team Foundation ビルドで使用する順序指定テストを構成するには
順序指定テストを作成します。
詳細については、「方法 : 順序指定テストを作成する」を参照してください。
新しいビルド定義を作成し、ビルド中に実行するテストを選択します。
詳細については、「方法 : ビルド定義を作成する」を参照してください。
ビルド定義を実行します。
汎用テスト
汎用テストの詳細については、「汎用テストの操作」を参照してください。
Team Foundation ビルドで使用する汎用テストを構成するには
汎用テストを作成します。
詳細については、「方法 : 汎用テストを作成する」を参照してください。
新しいビルド定義を作成し、ビルド中に実行するテストを選択します。
詳細については、「方法 : ビルド定義を作成する」を参照してください。
ビルド定義を実行します。
参照
概念
チーム環境の Web サイトと Web サービスをテストする