Team Foundation ビルド サーバーのトラブルシューティング
更新 : 2007 年 11 月
次のセクションでは、Team Foundation ビルド サーバーの一般的なエラーと、そのトラブルシューティング方法について説明します。
ビルド サービス エラー
[ビルドをキューに配置] ダイアログ ボックスの [キューに登録] をクリックすると、次のいずれかのエラー メッセージが表示されることがあります。
エラー: TF42046: ビルド処理で使用されたビルド サービスに到達できません。このエラーは、ビルド エージェント コンピュータがオフライン状態のとき、必要なサービスが実行されていないとき、Team Foundation ビルドがビルド コンピュータにインストールされていないとき、Team Foundation ビルドが異なる Team Foundation Server に対して構成されているとき、またはネットワークが使用可能でないときに発生します。Team Foundation ビルドが正しくインストールされ、実行されていることを確認するために Team Foundation Server の管理者に連絡するか、またはビルド コンピュータが使用可能であることを確認するためにネットワーク管理者に連絡してください。
エラー: ビルド サービスは呼び出し元の妥当性検査を行うことができませんでした。ビルド コンピュータと Team Foundation Server の間のネットワーク接続が適切で、呼び出し元が有効であることを確認してください。
解決策
これらのエラーを解決するには、次の条件が満たされていることを確認します。
ビルド コンピュータにビルド コンポーネントがインストールされ、"Visual StudioTeam Foundation ビルド サービス" がサービス コントローラで実行されていることを確認します。
管理ツールの [サービス] を選択して、Visual StudioTeam Foundation ビルド サービスを開始します。[サービス] ペインで、[Visual Studio Team Foundation Build] を右クリックし、[開始] をクリックします。
ビルド コンピュータでビルド サービスを実行しているアカウントが、チーム プロジェクトの "ビルド サービス" グループのメンバであることを確認します。これは、Team Foundation Server のさまざまなコンポーネントを実行する適切なアクセス許可をアカウントに付与するために必要な条件です。
ビルド コンピュータでファイアウォールが有効になっている場合は、tfsbuildservice プログラムが例外リストに指定されていることを確認します。
ビルド定義に対して指定されているビルド エージェント名が正しいことを確認します。
Team Foundation Server および Team Foundation ビルド サーバーのバージョンが同じであることを確認します。
別の Team Foundation Server (たとえば Team Foundation Server Beta 2) で使用されていたビルド コンピュータを、新しい Team Foundation Server で使用することはできません。このような場合は、許可されているチーム サーバーの情報が、ビルド サービス アカウントのレジストリの HKCU\Software\microsoft\visualstudio\9.0\teambuild にある AllowedTeamServer キー、または TFSBuildService.config ファイル内の AllowedTeamServer キーに格納されています。指定されているサーバーをもう使用していない場合は、レジストリ エントリを削除します。
これらの方法で問題が解決されない場合は、Windows イベント ログを開いて、エラーや警告が記録されていないかどうかを確認します。イベント ビューアを開くには、ビルド コンピュータまたは Team Foundation Server のアプリケーション層サーバーで、[スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。[ファイル名を指定して実行] ダイアログ ボックスに「eventvwr」と入力します。Windows イベント ログが開いたら、Team Foundation ビルド関連のエラーや警告がないかチェックしてください。
参照
処理手順
方法 : Team Foundation ビルド エージェントのアクセス許可を確立する