方法 : スキーマ定義をテキスト ファイル データ ソースに追加する

更新 : 2007 年 11 月

Web テストは、テキスト ファイル データ ソースにバインドできます。コンマ区切り値 (csv) ファイルなどの単純な区切り形式テキスト ファイルへのバインド手順は、データベースへのバインド手順と似ています。詳細については、「方法 : Web テストに CSV ファイル データ ソースを追加する」および「方法 : Web 要求にデータ バインディングを追加する」を参照してください。

テキスト ファイルの形式をより細かく制御するには、データ ソースにファイルを追加します。このファイルには、テキスト データの構造を記述するスキーマ情報を指定します。

スキーマ定義のテキスト ファイル データ ソースへの追加

スキーマ定義をテキスト ファイル データ ソースに追加するには

  1. データ フォルダに schema.ini という名前の新しいテキスト ファイルを作成します。データ フォルダとは、スキーマ ファイルの記述対象となるテキスト ファイルがあるフォルダです。

  2. schema.ini ファイルを編集して、データの構造を記述する情報を追加します。たとえば、2 つのテキスト ファイルについて記述するスキーマ ファイルは次のようになります。

    [product.txt]
    ColNameHeader=False
    Format=CSVDelimited
    MaxScanRows=25
    CharacterSet=OEM
    Col1=ProductId Char Width 255
    Col2=ModelNumber Char Width 255
    
    [customer.txt]
    ColNameHeader=True
    Format=TabDelimited
    

     

ファイル名

データを含むファイルの名前は [] で囲みます。スキーマ ファイルには複数のテキスト ファイルを記述できますが、スキーマ ファイルおよび記述されるすべてのテキスト ファイルは、同じディレクトリに存在する必要があります。

ColNameHeader

データ ファイルに列名のヘッダー行がある場合は、ColNameHeader を True に設定する必要があります。それ以外の場合は False に設定します。

Format

形式として、次のいずれかの値を指定できます。

TabDelimited

フィールドはタブで区切られます。

CSVDelimited

フィールドはコンマで区切られます。

Delimited(*)

フィールドはアスタリスクで区切られます。* は任意の文字に置き換えることができます。ただし、二重引用符 (") は使用できません。

FixedLength

テキストに含まれるフィールドは固定幅です。

CharacterSet

CharacterSet には、OEM または ANSI を指定できます。

データ列

列名とデータ型を記述するには、ColN ColumnName Type Width # という形式を使用する必要があります。次の表を参照してください。

ColN

N は列番号です。

ColumnName

列の名前。

Type

データ型。許可値は Char、Text、Float、Double、Integer、Short、LongChar、Memo、および Date です。

Width X

(省略可能) 固定幅形式のテキスト ファイルで使用されます。X は列の幅です。区切り形式のファイルで幅を指定しても、無視されます。

参照

概念

Web テストでのデータ バインディングの概要

その他の技術情報

Web テストでのデータ バインディング