toLocaleString メソッド

更新 : 2007 年 11 月

ホスト環境の現在のロケールに対応した値を文字列値で返します。

function toLocaleString() : String

解説

Array オブジェクトの場合、配列要素を文字列に変換し、各文字列をホスト環境の現在のロケールで指定された区切り文字で連結して返します。

Date オブジェクトの場合、toLocaleString メソッドは、現在のロケールの長い既定形式に日付データを変換し、String オブジェクトに格納して返します。

• 西暦 1601 から 9999 年の場合、日付はユーザーのコントロール パネルの地域設定に基づいた形式になります。

• この範囲以外の日付の場合、toString メソッドの既定の形式が使用されます。

Number オブジェクトの場合、toLocaleString メソッドは、ホスト環境の現在のロケールに対応する形式の Number オブジェクトの値を表す文字列値を生成します。

Object オブジェクトの場合、toLocaleString メソッドは、オブジェクトが使用するかどうかにかかわらず、すべてのオブジェクトに汎用的な toLocaleString 機能を提供するために用意されています。

メモ :
toLocaleString メソッドは、ユーザーに結果を表示する目的だけで使用してください。この関数の結果はコンピュータによって異なるため、スクリプト内での処理の基準としては使用しないでください。

使用例

Array オブジェクト、Date オブジェクト、および Number オブジェクトに対して toLocaleString メソッドを実行するクライアント側コード例を次に示します。

function toLocaleStringArray() {
   // Declare variables.
   var myArray = new Array(6);
   var i;
   // Initialize string.
   var s = "The array contains: ";
   // Populate array with values.
   for(i = 0;i < 7; i++)
   {
      // Make value same as index.
      myArray[i] = i;
   }
   s += myArray.toLocaleString();
   return(s);
}
function toLocaleStringDate() {
   // Declare variables.
   var d = new Date();
   var s = "Current date setting is ";
   // Convert to current locale.
   s += d.toLocaleString();
   return(s);
}
function toLocaleStringNumber() {
   var n = Math.PI;
   var s = "The value of Pi is: ";
   s+= n.toLocaleString();
   return(s);
}

必要条件

Version 1

対象

Array オブジェクト| Date オブジェクト| Number オブジェクト| Object オブジェクト

参照

その他の技術情報

メソッド