Call ステートメント (Visual Basic)

更新 : 2007 年 11 月

Function 、Sub、またはダイナミック リンク ライブラリ (DLL) プロシージャに制御を渡すフロー制御ステートメントです。

[ Call ] procedureName [ (argumentList) ]

指定項目

  • procedureName
    必ず指定します。呼び出すプロシージャの名前を指定します。

  • argumentList
    省略可能です。プロシージャを呼び出すときにプロシージャに渡す引数を表す、変数または式のリストを指定します。複数の引数を指定するときは、コンマ (,) で区切ります。argumentList を指定する場合は、かっこで囲む必要があります。

解説

通常は、値を返さないプロシージャを呼び出すときは Call ステートメントを使用します。プロシージャが値を返す場合は、Call ステートメントを使用すると戻り値が破棄されます。

プロシージャを呼び出すときに Call ステートメントを使用する必要はありません。ただし、そうするとコードの読みやすさが向上します。

使用例

Call ステートメントが Sub プロシージャ、組み込み関数、およびダイナミック リンク ライブラリ (DLL) プロシージャに対して、どのように制御を渡すかを説明するコード例は、次のとおりです。

' (1) Call a Sub procedure.
Call printToDebugWindow("Hello World")


...



' The above statement passes control to the following Sub procedure.
Sub printToDebugWindow(ByVal anyString As String)
    Debug.WriteLine(anyString)
End Sub
' (2) Call a Visual Basic run-time function (Shell), discard the return value.
Call Shell("C:\WINNT\system32\calc.exe", AppWinStyle.NormalFocus)
' The preceding path is for Windows 2000;
' The Windows XP path is C:\Windows\system32\calc.exe.
' (3) Call a Microsoft Windows DLL procedure. The Declare statement
' must be Private in a class, not in a module.
Private Declare Sub MessageBeep Lib "User32" (ByVal N As Integer)
Sub callBeepDll()
    Call MessageBeep(-1)
End Sub

参照

参照

Function ステートメント (Visual Basic)

Sub ステートメント (Visual Basic)

Declare ステートメント