CEdit::GetHandle

更新 : 2007 年 11 月

複数行のエディット コントロールに対して現在割り当てられているメモリのハンドルを取得します。

HLOCAL GetHandle( ) const;

戻り値

エディット コントロールの内容を保持するバッファを識別するローカル メモリ ハンドルを返します。単一行のエディット コントロールにメッセージを送るなどのエラーが発生した場合は 0 を返します。

解説

ハンドルはローカル メモリ ハンドルで、パラメータにローカル メモリ ハンドルをとる Windows の Local メモリ関数で使われます。

GetHandle 関数は、複数行のエディット コントロールのみで処理されます。

ダイアログ ボックスが DS_LOCALEDIT スタイルで作成されたときのみ、ダイアログ ボックス内の複数行のエディット コントロールで GetHandle 関数を呼び出します。DS_LOCALEDIT スタイルが設定されていないときは、0 以外の値を受け取りますが、この値を使うことはできません。

taxedwft.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

GetHandle 関数は Windows 95/98 では機能しません。Windows 95/98 で GetHandle 関数を呼び出すと、NULL を返します。Windows NT 3.51 以降のバージョンでは、GetHandle 関数が上の説明どおりに動作します。

詳細については、Windows SDK の「EM_GETHANDLE」を参照してください。

使用例

HLOCAL h = m_myEdit.GetHandle();
LPCTSTR lpszText = (LPCTSTR) ::LocalLock(h);

// Dump the text of the edit control.
AFXDUMP(lpszText);

::LocalUnlock(h);

必要条件

ヘッダー : afxwin.h

参照

参照

CEdit クラス

階層図

CEdit::SetHandle

その他の技術情報

CEdit のメンバ