CDaoDatabase::GetName

更新 : 2007 年 11 月

現在開いているデータベース名を取得します。この名前は、既存のデータベースファイルの名前、または登録されている ODBC データソース名です。

CString GetName( );

戻り値

正常終了した場合は、データベースの完全パスとファイル名を返します。それ以外の場合は空の CString を返します。

ネットワークが統一名前付け規約 (UNC) をサポートしているときは、"\\\\MYSERVER\\MYSHARE\\MYDIR\\MYDB.MDB" のように、ネットワークパスも指定できます。('\' は C++ ではエスケープ文字なので、文字列リテラルには 2 つの "\" が必要です。)

たとえば、この名前を見出しに表示することもできます。名前の取得時にエラーが発生すると、MFC は、CDaoException 型の例外をスローします。

メモ :
外部データベースへのアクセス時のパフォーマンスを向上させるには、データソースに直接接続するのではなく、Microsoft Jet エンジンデータベース (.MDB) に外部データベーステーブルを関連付けることをお勧めします。

データベースの型は、パスが指すファイル、またはフォルダにより、次のように示されます。

パス名の指す先	データベースの種類
.MDB ファイル	Microsoft Jet データベース (Microsoft Access)
.DBF ファイルを持つディレクトリ	dBASE® データベース
.XLS ファイルを持つディレクトリ	Microsoft Excel データベース
.PDX ファイルを持つディレクトリ	Paradox® データベース
適切に書式化されたテキストファイルを持つディレクトリ	テキスト形式データベース