自動トランザクションと ASP.NET

ASP.NET は、Microsoft Windows 2000 以降が実行されているシステム上で、自動トランザクションをサポートしています。ASP.NET ページにトランザクション ディレクティブを挿入することにより、そのページが、既存のトランザクションに参加したり、新しいトランザクションを開始したり、またはトランザクションに参加しないようにしたりすることができます。

次の表は、ASP.NET で使用可能なトランザクション ディレクティブの一覧とその説明を示しています。

ディレクティブ 説明

Disabled

トランザクション コンテキストが ASP.NET によって無視されることを示します。これは、既定のトランザクションの状態です。

NotSupported

ページが、トランザクションのスコープ内で実行されないことを示します。要求が処理されると、アクティブなトランザクションがあるかどうかにかかわらず、そのオブジェクト コンテキストがトランザクションなしで作成されます。

Supported

ページが既存のトランザクションのコンテキストで実行されることを示します。トランザクションが存在しない場合、ページは、トランザクションなしで実行されます。

Required

ページが、既存のトランザクションのコンテキストで実行されます。トランザクションが存在しない場合、ページは、トランザクションを開始します。

RequiresNew

ページがトランザクションを必要とし、各要求に対して新しいトランザクションを開始することを示します。

コードにディレクティブを配置することにより、ページに対するトランザクション サポートのレベルを指定することができます。たとえば、次のディレクティブを挿入することにより、ページのアクティビティがトランザクションのスコープ内で確実に実行されるようになります。

<%@ Page Transaction="Required" %> 

トランザクション ディレクティブを省略すると、ページに対するトランザクションは無効になります、

関連項目

概念

自動トランザクション処理
自動トランザクションにおけるコミットおよび中止

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