MFC ActiveX コントロール : プロパティ
更新 : 2007 年 11 月
ActiveX コントロールは、イベントを発生させることによって、コントロール コンテナと通信します。一方、コンテナは、メソッドとプロパティを使ってコントロールと通信します。メソッドとプロパティは、C++ クラスのメンバ関数とメンバ変数にそれぞれ使い方や目的が似ています。プロパティは、ActiveX コントロールのデータ メンバであり、すべてのコンテナに公開されています。プロパティは、ActiveX コントロールを持つアプリケーション (オートメーション クライアントや ActiveX コントロール コンテナなど) に、インターフェイスを提供します。
プロパティは、属性とも呼ばれます。
ActiveX コントロールのメソッドの詳細については、「MFC ActiveX コントロール : メソッド」を参照してください。
ActiveX コントロールは、ストックおよびカスタムの両方のメソッドとプロパティを実装できます。ストック プロパティは、COleControl クラスによって実装されます。ストック プロパティの一覧については、「MFC ActiveX コントロール : ストック プロパティの追加」を参照してください。カスタム プロパティは、ActiveX コントロールに特殊な機能を追加するために開発者が定義します。詳細については、「MFC ActiveX コントロール : カスタム プロパティの追加」を参照してください。
カスタム プロパティとストック プロパティは、メソッドと同じように、プロパティやメソッドを処理するディスパッチ マップと COleControl クラスの既存のメンバ関数から成る機構によってサポートされています。また、これらのプロパティでは、パラメータを使ってコントロールに補足情報を渡すことができます。
ActiveX コントロールのプロパティの詳細については、以下のトピックを参照してください。