WriteEntry メソッド (My.Application.Log and My.Log)

更新 : 2007 年 11 月

メッセージをアプリケーションのログ リスナに書き込みます。

' Usage
My.Application.Log.WriteEntry(message)
My.Application.Log.WriteEntry(message ,severity)
My.Application.Log.WriteEntry(message ,severity ,id)
' Web usage
My.Log.WriteEntry(message)
My.Log.WriteEntry(message ,severity)
My.Log.WriteEntry(message ,severity ,id)
' Declaration
Public Sub WriteEntry( _
   ByVal message As String _
)
' -or-
Public Sub WriteEntry( _
   ByVal message As String, _
   ByVal severity As System.Diagnostics.TraceEventType _
)
' -or-
Public Sub WriteEntry( _
   ByVal message As String, _
   ByVal severity As System.Diagnostics.TraceEventType, _
   ByVal id As Integer _
)

パラメータ

  • message
    必ず指定します。ログに記録するメッセージ。message が Nothing である場合は、空の文字列が使用されます。

  • severity
    メッセージの種類を指定します。既定では TraceEventType.Information です。

  • id
    メッセージ識別子を指定します。通常は、関連付けのために使用します。既定で、表に示したように entryType に関連付けられます。

例外

例外を引き起こす状況を次に示します。

解説

WriteEntry メソッドは、メッセージをアプリケーションのイベント ログ リスナに書き込みます。

クライアント アプリケーションでは、My.Application.Log オブジェクトをとおして Log オブジェクトを使用できます。Web アプリケーションでは、My.Log オブジェクトをとおして Log オブジェクトを使用できます。

どのログ リスナが WriteEntry メソッドのメッセージを受け取るかについては、「チュートリアル : My.Application.Log による情報の書き込み先の確認」を参照してください。既定のログ リスナは変更できます。詳細については、「Visual Basic でのアプリケーション ログの使用」を参照してください。

id 引数を受け取らないオーバーロードの場合、ログに書き込まれる id は次の表のように定義されます。

severity

既定の id

Information

0

Warning

1

Error

2

Critical

3

Start

4

Stop

5

Suspend

6

Resume

7

Verbose

8

Transfer

9

処理手順

WriteEntry メソッドに関連するタスクの例を次の表に示します。

タスク

参照項目

イベント情報をアプリケーションのログ リスナに書き込みます。

方法 : ログ メッセージを書き込む

Log が情報を書き込む場所を決定します。

チュートリアル : My.Application.Log による情報の書き込み先の確認

使用例

次のコード例は、My.Application.Log.WriteEntry メソッドを使ってトレース情報をログに記録する方法を示します。詳細については、「方法 : ログ メッセージを書き込む」を参照してください。

Public Sub TracingTest(ByVal fileName As String)
    My.Application.Log.WriteEntry( _
        "Entering TracingTest with argument " & _
        fileName & ".")
    ' Code to trace goes here.
    My.Application.Log.WriteEntry( _
        "Exiting TracingTest with argument " & _
        fileName & ".")
End Sub

このコード例は、クライアント アプリケーション内だけで実行できます。Web アプリケーションで使用するには、My.Application.Log.WriteEntry を My.Log.WriteEntry に変更します。

必要条件

名前空間 : Microsoft.VisualBasic.Logging

クラス : Log

アセンブリ : Visual Basic ランタイム ライブラリ (Microsoft.VisualBasic.dll)

プロジェクトの種類別の可用性

プロジェクトの種類

使用可/不可

Windows アプリケーション

クラス ライブラリ

コンソール アプリケーション

Windows コントロール ライブラリ

Web コントロール ライブラリ

不可

Windows サービス

Web サイト

アクセス許可

以下のアクセス許可が必要な場合があります。

アクセス許可

説明

FileIOPermission

ファイルとフォルダへのアクセス許可を制御します。関連する列挙値 : Unrestricted

詳細については、「コード アクセス セキュリティ」および「アクセス許可の要求」を参照してください。

参照

処理手順

方法 : ログ メッセージを書き込む

チュートリアル : My.Application.Log による情報の書き込み先の確認

概念

Visual Basic でのアプリケーション ログの使用

参照

My.Application.Log オブジェクト

My.Log オブジェクト

System.Diagnostics.TraceEventType

Log.WriteEntry