方法 : [フィールドのカプセル化] でコードをリファクタリングする

更新 : 2007 年 11 月

次の手順では、既存のフィールドからプロパティを作成し、新規プロパティへの参照でコードを更新する方法を説明します。ここで説明する手順を使用して、フィールドのカプセル化 リファクタリング操作を実行します。

フィールドからプロパティを作成するには

  1. 「使用例」の説明に従って、コンソール アプリケーションを作成します。

    詳細については、「コンソール アプリケーションの作成 (Visual C#)」を参照してください。

  2. コード エディタとテキスト エディタで、宣言内のカプセル化するフィールドの名前にカーソルを移動します。次の例では、カーソルを width という語に移動します。

       public int width, height;
    
  3. [リファクタ] メニューの [フィールドのカプセル化] をクリックします。

    [フィールドのカプセル化] ダイアログ ボックスが表示されます。

    キーボード ショートカットとして、Ctrl キーを押しながら R キーを押し、次に Ctrl キーを押しながら E キーを押すことでも、[フィールドのカプセル化] ダイアログ ボックスを表示できます。

    [フィールドのカプセル化] ダイアログ ボックスを表示するには、カーソルを右クリックし、[リファクタ] をポイントして、[フィールドのカプセル化] をクリックする方法もあります。

  4. 設定を指定します。

  5. Enter キーを押すか、[OK] をクリックします。

  6. [参照の変更のプレビュー] を選択した場合は、[参照の変更のプレビュー] ウィンドウが表示されます。[適用] をクリックします。

    次の get アクセサ コードおよび set アクセサ コードがソース ファイルに表示されます。

            public int Width
            {
                get { return width; }
                set { width = value; }
            }
    

    Main メソッドのコードも、新しい Width プロパティ名で更新されます。

    Square mySquare = new Square();
    mySquare.Width = 110;
    mySquare.height = 150;
    // Output values for width and height.
    Console.WriteLine("width = {0}", mySquare.Width);
    

使用例

この例をセットアップするために、EncapsulateFieldExample という名前のコンソール アプリケーションを作成し、Program を次のコードで置き換えます。詳細については、「コンソール アプリケーションの作成 (Visual C#)」を参照してください。

class Square
{
    // Select the word 'width' then use Encapsulate Field.
    public int width, height;
}
class MainClass
{
    public static void Main()
    {
        Square mySquare = new Square();
        mySquare.width = 110;
        mySquare.height = 150;
        // Output values for width and height.
        Console.WriteLine("width = {0}", mySquare.width);
        Console.WriteLine("height = {0}", mySquare.height);
    }
}

参照

概念

リファクタリング

参照

フィールドのカプセル化