CAtlServiceModuleT::Handler 関数

更新 : 2007 年 11 月

CAtlServiceModuleT::Handler は、サービス コントロール マネージャ (SCM: Service Control Manager) が呼び出すルーチンであり、サービスのステータスを取得し、サービスに各種の命令 (停止や一時中断) を送信します。SCM は、Handler にオペレーション コードを渡して、サービスが実行する処理を指定します。ATL によって生成された既定のサービスは、停止命令しか処理できません。SCM が停止命令を渡すと、サービスは SCM にプログラムが間もなく停止することを通知します。次に、サービスは PostThreadMessage を呼び出し、サービス自体に終了メッセージを送信します。これによってメッセージ ループが終了し、サービスが最終的に終了します。

より多くの命令を処理するには、CAtlServiceModuleT コンストラクタで初期化された m_status データ メンバを変更する必要があります。[コントロール パネル] の [サービス] で当該サービスが選択されると、このデータ メンバは、SCM にどのボタンを有効にするかを伝えます。

参照

参照

ATL サービス

CAtlServiceModuleT::Handler