アップグレード プロセスの完了
更新 : 2007 年 11 月
アップグレード ウィザードを実行すると、アップグレードされたプロジェクトが Visual Basic 2008 で開かれます。アップグレードされたプロジェクトは、ソリューション エクスプローラに表示されます。アップグレードされたプロジェクトには、アップグレード済みのすべてのプロジェクト ファイルおよびアップグレード レポートのコピーが含まれています。
ほとんどの場合は、プロジェクトが Visual Basic 2008 で正しく動作するかどうかを確認する作業が必要になります。必要な作業は 3 つのカテゴリに分けられます。
UPGRADE_ISSUE エラーは、アプリケーションがコンパイルできない原因となる項目を示しています。プロジェクトを実行する前に、エラーを修正する必要があります。エラーはアップグレード レポートに表示され、タスク一覧の項目としても表示されます。
UPGRADE_TODO エラーは、プロジェクトのコンパイルには影響しないものの、ランタイム エラーの原因となる項目を示しています。プロジェクトを実行する前に、エラーを修正する必要があります。エラーはアップグレード レポートとタスク一覧の項目に表示されるほか、アップグレードされたコード内にもコメントとして示されます。
UPGRADE_WARNING エラーは、プロジェクトのコンパイルには影響しないものの、ランタイム エラーの原因となる可能性のある項目を示しています。エラーの内容を調べ、必要に応じて修正します。エラーはアップグレード レポートとタスク一覧の項目に表示されるほか、アップグレードされたコード内にもコメントとして示されます。
UPGRADE_NOTE 項目は、副作用を起こす可能性のある、コードへの大きな変更や動作上の相違点を示す項目です。内容を確認して、変更が必要かどうかを判断してください。この項目はコード内のコメントとして示されます。
アップグレード プロセスを完了するには、タスク一覧でエラーや警告がないかどうかを確認し、コード内に "UPGRADE_NOTE" で始まるコメントがないかどうかを確認する必要があります。
ヒント : |
---|
アップグレード時にコードに挿入されたすべてのコメント行には、ハイパーリンクが含まれています。リンクをクリック (Ctrl + クリック) すると、関連する問題とその対処法について説明しているヘルプ ページにジャンプします。リンクはコメント行の終わりに表示されるため、スクロールしないと見えない場合もあります。 |