CDockState クラス

いくつかのドッキング コントロール バーの状態を 2 次メモリ (ファイル) で読み込み、アンロード、またはクリアするシリアル化された CObject クラスです。

class CDockState : public CObject

解説

ドッキング状態には、バーのサイズと位置、およびドッキングされているかどうかが含まれます。 格納されているドッキング状態を取得するとき、CDockState はバーの位置をチェックし、現在の画面設定でバーが表示されない場合は、バーの位置を変更して表示されるようにします。 CDockState の主な目的は、複数のコントロール バーの状態全体を保持し、その状態をレジストリ、アプリケーションの .INI ファイル、あるいは CArchive オブジェクトの内容の一部として、バイナリ形式で保存または読み込むことです。

バーは、ツール バー、ステータス バー、ダイアログ バーなどの任意のドッキング可能なコントロール バーです。 CDockState オブジェクトは、CArchive オブジェクトをとおしてファイルとの間で読み書きされます。

CFrameWnd::GetDockState は、フレーム ウィンドウのすべての CControlBar オブジェクトのステータス情報を取得し、CDockState オブジェクトに格納します。 その後、CObject::Serialize または CDockState::SaveState を使用して、CDockState オブジェクトの内容をストレージに書き込むことができます。 後でコントロール バーの状態をフレーム ウィンドウに復元するには、Serialize または CDockState::LoadState で状態を読み込み、次に CFrameWnd::SetDockState を使用して保存した状態をフレーム ウィンドウのコントロール バーに適用します。

コントロール バーをドッキングの詳細についてを参照してくださいコントロール バーツールバー:ドッキングとフローティング、および フレーム Windows

必要条件

**ヘッダー:**afxadv.h

参照

参照

CObject クラス

階層図

その他の技術情報

CDockState のメンバー