^= 演算子 (Visual Basic)
変数またはプロパティに対する式のべき乗を求め、その結果を変数またはプロパティに戻します。
variableorproperty ^= expression
指定項目
variableorproperty
必ず指定します。 変数またはプロパティを数値で指定します。expression
必ず指定します。 任意の数式を指定します。
解説
^= 演算子の左側には、スカラー変数、プロパティ、配列の要素なども指定できます。 変数またはプロパティは ReadOnly (Visual Basic) にすることはできません。 ^= 演算子は、右側の値を左側の変数またはプロパティに代入します。
Visual Basic では、指数演算が必ず倍精度浮動小数点型 (倍精度浮動小数点数型 (Double) (Visual Basic)) で実行されます。 これ以外の型のオペランドはすべて Double に変換され、結果は必ず Double 型になります。
expression の値には、小数や負の数 (またはその両方) を指定できます。
オーバーロード
^ 演算子 (Visual Basic) はオーバーロードできます。つまり、オペランドがクラスや構造体を型として持つ場合に、演算子の動作をそのクラスや構造体で再定義できるという意味です。 ^ 演算子のオーバーロードは、^= 演算子の動作に影響を与えます。 コード内で、^ をオーバーロードするクラスや構造体で ^= が使用されている場合は、再定義された後の動作を必ず理解するようにしてください。 詳細については、「演算子プロシージャ (Visual Basic)」を参照してください。
使用例
次の例では、^= 演算子を使って、最初の整数型 (Integer) の変数の n 乗 (n = 2 番目の変数の値) を求め、結果を最初の変数に代入します。
Dim var1 As Integer = 10
Dim var2 As Integer = 3
var1 ^= var2
' The value of var1 is now 1000.