エディターの便利なコマンドおよび機能

コードおよびテキスト エディターには、開発工程を容易にするための多くの機能とコントロールが備わっています。

注意

使用している設定またはエディションによっては、[ヘルプ] の記載と異なるダイアログ ボックスやメニュー コマンドが表示される場合があります。 設定を変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。 詳細については、「設定の操作」を参照してください。

コマンドと機能の一覧

  • ズーム
    Ctrl キーを押しながらマウスのスクロール ホイールを回転することで、すばやく拡大または縮小できます。

  • [右端で折り返す]
    テキストが表示可能なコード ペインを超える場合に、自動的に次の行に折り返すことができます。 詳細については、「方法 : エディターのワード ラップを管理する」を参照してください。

  • インクリメンタル検索
    インクリメンタル検索は、検索文字列を 1 字入力するごとに実行されます。 インクリメンタル検索をアクティブにするには、Ctrl + I を押します。 詳細については、「方法 : ドキュメントのインクリメンタル検索を実行する」を参照してください。

  • [戻る] ボタンおよび [次に進む] ボタン
    コード エディターで選択しているドキュメントおよび場所を基準にして、前後に移動する場合に使用します。 詳細については、「方法 : コード間またはテキスト間を移動する」を参照してください。

  • [クリップボード リング]
    IDE では、最近コピーした 20 の項目が記憶されます。 コピーした項目を切り替えて選択し、現在のファイルに貼り付けるには、Crtl + Shift + V を押します。

  • コードのアウトライン表示
    選択したコード範囲の最初の行だけ表示して、残りの部分を非表示にできます。 この領域は、必要に応じて、展開したり折りたたんだりできます。 詳細については、「方法 : コードをアウトライン表示する/非表示にする」を参照してください。

  • [定義に縮小]
    型の内部にあるメンバーを折りたたむことによって、その型に含まれている全メンバーを見やすくすることができます。 すべてのプロシージャ (メソッド、関数、ifdef、コード ブロックなど) は、定義内に折りたたんで隠すことができます。これにより、コードの読み取りと移動が簡単になります。 コードを定義単位に折りたたむには、[アウトライン] メニューのこのコマンドを選択するか、Ctrl + M を押してから Ctrl + O を押します。 詳細については、「方法 : コードをアウトライン表示する/非表示にする」を参照してください。

  • [ブロックの縮小]/[すべてを縮小表示する]
    (Visual C++ の場合) 複数のコード行を選択し、先頭の行にまとめて非表示にできます。そして、隣に表示される記号をクリックすることによって、展開したり、折りたたんだりできます。 現在のブロックを折りたたむには、挿入位置をブロック内に移動して、[アウトライン] メニューの [ブロックの縮小] をクリックします。 詳細については、「方法 : コードをアウトライン表示する/非表示にする」を参照してください。

  • IntelliSense
    コード エディターに関数またはステートメントを入力すると、完全な構文と引数がヒントに表示されます。 ステートメントを完成させるために項目を入力する必要がある場合、利用できる関数、ステートメント、定数、または値の挿入リストが IntelliSense によってポップアップ表示され、目的の項目を選択できます。 詳細については、「IntelliSense の使用方法」を参照してください。

  • 行番号
    プログラミングしている言語または全言語について、行番号表示のオン、オフを [オプション] ダイアログ ボックスで、切り替えることができます。 特定の行に移動するには、[編集] メニューの [ジャンプ] をクリックするか、Ctrl + G を押します。 詳細については、「方法 : コード間またはテキスト間を移動する」を参照してください。

  • ハイパーリンク
    編集中のドキュメントに、URL を埋め込み、ハイパーリンクとして使用することができます。 この機能は、仕様について記述した Web ページや、[ヘルプ] のトピックにリンクを追加する場合に、特に役立ちます。

  • コードの問題箇所の表示
    コード エディターでコードを入力してコンパイルする場合、間違っているコードや問題を発生させる可能性のあるコードの下に波線が表示されます。 波線のことを「波形記号」と呼ぶこともあります。 コードに表示される波形記号の形式や機能は、Microsoft Word のスペル チェックで使用される波形記号に似ています。

    [エラー一覧] には、波形記号で示された、問題のあるコードが表示されます。 [エラー一覧] のエントリをクリックすると、その問題が発生したコード行に移動します。

    • 赤い波形記号は、構文エラーを示します。 マークされたコードをコード エディターで修正すると、赤い波形記号はすぐに消えます。

    • 青い波形記号は、クラス名の入力が間違っているため現在のコンテキストで見つけられないなど、コンパイラが検出したセマンティック エラーを示します。 青い波形記号は、マークされたコードを修正して再コンパイルすると消えます。

    • 紫色の波形記号は、エディット コンティニュに正しく編集されていない箇所があるなど、上記以外のエラーを示します。

    • 緑色の波形記号は警告を示します。 コードを変更する必要があるかどうかについてはメッセージを確認してください。

    詳細については、「[エラー一覧] ウィンドウ」を参照してください。

  • 元に戻す/やり直し
    ドキュメントの変更を元に戻すには、Ctrl キーを押しながら Z キーを押すか、[編集] メニューの [元に戻す] をクリックします。 元に戻した変更をやり直す場合、または最後のアクションを繰り返す場合には、Ctrl キーを押しながら Y キーを押すか、[編集] メニューの [やり直し] をクリックします。 元に戻すコマンドおよびやり直しコマンドは、当該のファイルやソリューションが閉じている場合でも、Visual Studio の現在のセッションで編集されたすべてのファイルに適用されます。

参照

概念

エディターのカスタマイズ

その他の技術情報

テキスト、コード、およびマークアップの編集