/warnaserror (Visual Basic)

コンパイラは、最初に発生した警告をエラーとして扱います。

/warnaserror[+ | -][:numberList]

引数

語句

定義

+ | -

省略可能です。 既定では /warnaserror- が有効になっていて、警告が通知されても出力ファイルは生成されます。 /warnaserror オプションは /warnaserror+ と同じ機能を持ち、警告をエラーとして扱います。

numberList

省略可能です。 /warnaserror オプションを適用する警告の ID 番号を、コンマで区切って指定したリストです。 警告 ID の指定を省略すると、/warnaserror オプションはすべての警告に適用されます。

解説

/warnaserror オプションは、すべての警告をエラーとして扱います。 通常は警告として通知されるメッセージが、エラーとして通知されるようになります。 同じ警告が 2 回以上通知された場合、2 回目以降は警告として報告されます。

既定では /warnaserror- が有効になっており、警告のメッセージが表示されるだけです。 /warnaserror オプションは /warnaserror+ と同じ機能を持ち、警告をエラーとして扱います。

エラーと見なす警告の番号をコンマ区切りで指定することにより、一部の特定の警告だけをエラーとして扱うこともできます。

注意

/warnaserror オプションを使って、警告の表示方法を制御することはできません。 警告を出さないようにするには、/nowarn オプションを使用します。

/warnaserror を設定して、Visual Studio IDE のすべての警告をエラーとして扱うには

  1. ソリューション エクスプローラーでプロジェクトを選択します。 [プロジェクト] メニューの [プロパティ] をクリックします。 詳細については、「プロジェクト デザイナーの概要」を参照してください。

  2. [コンパイル] タブをクリックします。

  3. [すべての警告を表示しない] チェック ボックスがオフになっていることを確認します。

  4. [すべての警告をエラーとして扱う] チェック ボックスをオンにします。

/warnaserror を設定して、Visual Studio IDE の特定の警告をエラーとして扱うには

  1. ソリューション エクスプローラーでプロジェクトを選択します。 [プロジェクト] メニューの [プロパティ] をクリックします。

  2. [コンパイル] タブをクリックします。

  3. [すべての警告を表示しない] チェック ボックスがオフになっていることを確認します。

  4. [すべての警告をエラーとして扱う] チェック ボックスがオフになっていることを確認します。

  5. [通知] 列の、エラーとして扱う警告に隣接した [エラー] を選択します。

使用例

In.vb をコンパイルし、すべての警告の初回発生分をエラーとして表示するコード例は次のようになります。

vbc /warnaserror in.vb

T2.vb をコンパイルし、未使用のローカル変数に対する警告 (42024) だけをエラーとして扱うコードは次のようになります。

vbc /warnaserror:42024 t2.vb

参照

参照

コンパイル コマンド ラインのサンプル (Visual Basic)

概念

Visual Basic での警告の構成

その他の技術情報

Visual Basic コンパイラ